極楽艦隊RPG遊戯議事録
第13話<モスコ=ミュール、戦いの果てに>









恒例! 巻末付録資料集









<パラフリ大辞典:追加>

[セミオート・バズーカ]
 ダメージ7/5KO、火力値[1]の重火器。ルールブックではただのバズーカとされているが、弾倉装填式で、いちいち発射筒を開けて再装填する必要がないためこの名がある。
 対戦車兵器にしては火力に劣るものの、速射性にすぐれ、使い勝手がいい。巨大な空薬莢が排莢されるさまは、兵器マニアに人気が高い。巻きこみダメージが広いので、機関銃陣地や複数の目標に対しても有効。爆風と発射炎のため、屋内では使用不能。
 弾倉は1個100万ガメルで、実包5発入り。


[対戦車ピストル]
 信号拳銃の俗称。もともとは伝達用などの照明弾を発射するための拳銃で、上下2連の銃身をもつ。装弾数は2。大口径で頑丈なために、成型炸薬弾を発射でき、そのために近接対戦車兵器として使われた。射程距離が短いため、一般的な対戦車兵器ではない。現在は量産されておらず、マニアが高値で取引している。最低価格は600万ガメル。


[たまご宇宙]
 1、清水三毛版パラフリRPGの世界観を揶揄して北川勝彦氏が使用する単語。ピータンじゃないんだからもう。

 2、内部から腐っていく、ということらしい。そんなことないのにさー。ぷんすか。<まるぷに>がイカンのかしら。


[内火艇(ないかてい)]
 艦載機の一種。動力を内蔵する艇、という意味で、航宙艦の艦載機のうちもっとも小型のものをさす。おもに宇宙空間での近距離連絡用に使われる。大気圏突入能力のみで、惑星の重力圏を離脱する能力はもたない。ハンタードッグ級駆逐艦では、艦尾の対空砲座の下あたりに格納されている。もともとは宇宙暦以前の海軍用語。


[ほえ]
 1、間投詞。軽い疑問をいだいた場合にも使用する。
 2、男性PCが使用した場合、<裁き>が下される。
 3、個人的に、リンダも使用不可(判例同旨)。
 類義語:ほええええ


[ほええええ]
 1、感嘆詞。非常な驚きを表現する場合に使用する。
 2、やはり男性PCは使用不可。


[レトロウィルス]
 1、RNA(リボ核酸)を遺伝子とし、逆転写酵素によって宿主の細胞に自己を複製させる型のウィルスをさす。自己の遺伝子をDNAに転写し、宿主の遺伝子に組みこむ性質があるため、宇宙暦以前から遺伝子組みかえのベクター(遺伝子の導入体)として利用されている。HIVや成人T白血病のウィルスが代表例。

 2、かなり多くの異能生物の創造にかかわっていたらしい遺伝子導入体。たとえば、異能生物と肉体的接触(性交など)をもった生物が<異能化>する事例が古代の記録にみられるが、これは、このウィルスに感染したため<異能化>したのではないかという学説が有力である。


[レプトセファルス]
 1、ウナギの幼生。本来は体長2センチていど。成体はこれの30倍の全長になるため、2メートルという大きさのレプトセファルスは60メートル以上に成長する可能性がある。
 実際に宇宙暦以前に全長2メートルものレプトセファルスが採集された記録がある。シーサーペント伝説の多くは、異常に大型化したウナギにより誕生したと推測する者もいた。

 2、本RPG第13話で巨大化ウィルスの存在をしめす伏線として登場した生物。ただし死体のみが登場。


                           [辞典追加:つづく]

(追加武器)

 近接散弾砲:5/5[1]、射程5/10、100 万ガメル
 別名バックショット。貫通力の高い大口径ショットガン。突撃銃の被筒部に装着して使用する。砲弾は1発10万ガメルで、5発装填可能。


<これが最強だ! 武器選択基礎講座>
 GMによるルール改訂で、火器の種類は4倍以上に増加した。別にこれからより一層デッドリーな展開になると決まったわけではないが、PCの一助になればと思い、PCの特性ごとに最適の火器を組合せを検討していく。ただ、これはあくまで一例なので、最後は好みで選べばよい。


[総論]
 火器の選択においては、要点は3つある。
 1、ダメージ、2、射程距離、3、入手難易度である。

 ダメージ:[巻き込み][フルオート][KO][火力値]
に注意が必要(語義は以前の議事録を参照せよ)。

 射程距離:自分の戦闘スタイルによって決定する。屋内戦が多いPCなら、射程が短くても取りまわしやすい武器を選ぶべきである。

 入手難易度:どんなにいい武器でも、入手できなければ意味がない。
 状況にもよるが、特殊射撃仕様、特殊ダメージがある火器、ダメージの大きい火器ほど難易度は上昇する。


[各論]
 メインアーム+サイドアームの順で記載。



 1、[ライフル+拳銃]
 対象:初心者、無難に火器を装備したい人、SOCの低い人。
 特徴:レベルアップ時に獲得できる。入手難易度が低く、入手しやすい。
 戦術:遠距離の目標はライフルで、屋内などの近接時は拳銃を使う。白兵戦になったら、どちらも銃床を鈍器として使用できる。装弾数の心配は不要なので、[切り札]を使った[複数行動]でガンガン撃ちまくろう。弾ぎれしないのでサイドアームの必要性はうすいが、いちおうホルスターに拳銃を入れておくとプロっぽくて格好よい。


 2、[対戦車ライフル+拳銃]
 対象:初心者、破壊力を求める人、対機甲戦闘型の人。
 特徴:レベルアップ時に獲得できる武器としては、最大の破壊力をもつ。対戦車ライフルはふつうに[調達]で入手するのは[火力値]があるため厳しく、入手難易度6。
 戦術:1と同様。ただし対戦車ライフルは全長2メートルもあるため、清水の改訂ルールにより、屋内戦では回避時などにマイナス1ていどの修正がつく。懐に飛びこまれると、射撃できなくなる。拳銃は必須。装弾数の心配はいらない。


 3、[SMG(MARでも可)+拳銃+手榴弾]
 語義:SMG=短機関銃、MAR=小型突撃銃
 対象:屋内戦型の人、都市型企業戦士、VIP護衛
 特徴:拳銃以外、レベルアップ時には獲得不能。SMGの入手難易度は5以上、MARは6、手榴弾は7以上。
 戦術:屋内で[跳弾効果]を利用して戦う。貫通力は拳銃ていど。3点射仕様のSMGおよびMARはライフルなみの貫通力をもつが、入手難易度が上昇する。3点射、フルオート射撃時は、弾薬を消費する。装甲の厚い敵は、手榴弾でKOせよ。味方を巻きこまぬよう、投擲時には宣言すべし。

 4、[突撃銃(追加:擲弾発射器+銃剣各種)+拳銃]
 対象:一般的な宇宙傭兵
 特徴:レベルアップ時には獲得不能。入手難易度は高めで、
突撃銃は難易度6以上、擲弾発射器は9。近接散弾砲も装着できる。
 戦術:すべて装備すると、白兵戦から屋内戦、野外戦、対機甲戦まで幅ひろく対応できる。傭兵業界では一般的な装備。
 フルオート仕様の突撃銃では[制圧射撃][跳弾効果]を利用して戦えるが、一ターンで一弾倉を消費する。3点射仕様の突撃銃は、基本ダメージを5に増加させ、攻撃回数を倍加できるが、2ターンで1弾倉を消費する(3点射とフルオートの詳細は、<L女史のフルオート講座>を参照せよ)。
 突撃銃には、擲弾発射器や銃剣をとりつけられる。銃剣には標準仕様のほか、ヒート・バヨネット、電撃銃剣がある。擲弾発射器には[火力値][KO]がつき、汎用性が高い。
 システマティックに装備を選択できる点が、突撃銃系列の魅力である。
 擲弾発射器と銃剣は、ふつう併用できない。

 なお、現在は、最初から擲弾発射器と突撃銃が一体化した型が、一般的になりつつあるようだ。その場合、擲弾発射器の弾倉には5発程度の小型擲弾が装填される。としておく。


 4’、[突撃銃+機関拳銃(マシンピストル)]
 対象:フルオートマニア(軽度)
 特徴:レベルアップ時には獲得不能。機関拳銃は、フルオート射撃時に反動のため、マイナス修正がつく。
 戦術:[射撃]技能が高ければ、屋内戦は機関拳銃でさばく。機関銃は弾倉交換しないから美しくない、というこだわりのフルオート射撃マニアにもおすすめ。[制圧射撃]で敵を釘付けにしよう。ただし、弾ぎれに注意。

 5、[散弾銃(ショットガン)+手榴弾]
 対象:大口径爆裂マニア、近接銃撃戦の覇者をめざす人
 特徴:レベルアップ時には獲得不能。入手難易度は散弾銃が5、手榴弾が7以上。安価で、散弾銃が10万ガメル。
 戦術:屋内で[跳弾効果]を利用するか、近接射撃。この世界の散弾銃は射程距離が5/20メートルと異常に短い点に注意。
 そのかわり、ダメージ4/4と、手榴弾なみの破壊力とライフルなみの貫通力をもつので、近接銃撃戦では鬼のように強い。装弾数の心配がいらない点も心強い。
 装甲の厚い敵は、手榴弾でKOせよ。
 また、散弾銃はスラッグ弾をつかえば、SMG程度の遠距離射撃が可能。
 隠れた王者であるといえよう。


 6、[機関銃(LMG:ライトマシンガン、GPMG:汎用機関銃)]
 対象:野戦型軍事傭兵、フルオートマニア(中度)
 特徴:レベルアップ時には獲得不能。機関銃の入手難易度は8。ベルト給弾式で、3ターンの連続フルオート射撃が可能。分類すると、軽機関銃の範疇に入る。
 戦術:この機関銃は対戦車ライフルなみの弾丸をばらまく自動火器だが、[火力値]はつかない。あくまで対人戦に使用する。
 かさばるため、野戦での使用が無難。バイポッド(2脚)を展開、伏せ撃ちにて[制圧射撃]を行い、味方を支援するのがマシンガナーとして格好よい。
 なお、銃身の過熱に注意。連射していると、銃身が熱をもち、射撃が制御できなくなる。役割演技にとりいれると、かっこいいぞ!(銃身交換とかね)
 射程距離がライフルより長いため、機関銃は野戦での主軸として使用する。野戦では分隊規模に1挺はほしい。
 使用者は弾帯をたすきがけにすると「らしさ」が増す。貫通力が高いので、森林戦など障害物の多い場所で複数の敵をなぎ倒すのにも有効。


 7、[機関銃+機関拳銃]
 対象:肉食恐竜ハーフ傭兵、フルオートマニア(重度)
 特徴:弾幕をはりまくれる。
 戦術:とにかくばらまこう。マグポーチとアンモ缶を多く携行し、体力の限界まで弾倉と弾帯を装備すべし。ただしあまり多く装備すると、DEXなどにマイナス修正がつく。
 ティラノサウルス・ハーフ(ルール上は恐竜ハーフ)の一種である暴牙人の傭兵に、この組合せが多くみられる。


 8、[高速機関銃+機関拳銃]
 対象:ガトリング砲好き、フルオートマニア(超重度)
 特徴:弾幕! 弾幕! 弾幕! 弾幕! 弾幕!
 戦術:高笑いとともにばらまこう。STR5以上でないと高速機関銃は携行できない点に注意。[火力値]つきなので、対機甲戦闘も可能。
 また、機関銃より更に射程が長いため、バルカン系列火器が好きなら、パーティに1挺はあっても……いいかもしれない。屋内戦ではマイナス修正必至なので、機関拳銃でがまんする。


 9、[セミオートバズーカ+対人ミサイル+信号拳銃]
 対象:爆裂マニア、対機甲戦闘マニア、対戦術生物傭兵
 特徴:このへんになると、あまり正常な人は選択しない組合せである。入手難易度12以上はあたりまえ。
 戦術:対機甲戦はもちろん、小型の異能生物あいてなら、最低限この程度の火力が必要である。浮遊戦車や重戦闘鉄鬼を相手にするなら、体力と予算が許せば、バズーカのかわりに対車輌ミサイル、対戦車ロケットなどを携行したい。
 ミサイル系列は基本的に使い捨てなので、さっさと使って身軽になったほうがよい。戦車ばかりでなく、巻き込みダメージが大きいので、複数の敵を一度に吹っ飛ばせる。機銃陣地やミサイル陣地、敵大部隊と遭遇した場合は、おしみなくこれらの火器で撃ちまくること。
 ただし、対戦車戦闘が予想されるなら、火力の高い火器を残しておく。

 10、[電磁ライフル+電磁手榴弾+超電磁はらまき]
 対象:対サイバー・対機甲戦マニア、<大地の子ら>
 特徴:電磁ライフルはレベルアップ時に獲得できる。射程も[火力値][対電子追加ダメージ]もあり、初心者でも、1のライフルのかわりにこちらを選択するのもよい。
 戦術:幅広く対メカ戦にむいた組合せである。
 弾丸の初速が高いため、発射音が大きいのが欠点だが、電子機器に対しては[1+KO]の追加効果があり、絶大な威力を発揮する。
 <鉄鬼>が普及しはじめた現在、屋内戦、野戦を問わず、パーティに一挺は電磁ライフルがほしい。発射時の電磁波が健康に心配なら、超電磁はらまきを装備せよ。 
 また、うまく使えば、戦術生物のプラズマ弾の軌道をそらすことも可能と推測される。


 11、[衝撃砲+衝撃手榴弾]
 対象:人道的に戦いたい人、自分の命が惜しくない人
 特徴:殺傷力が低い。衝撃砲の入手難易度は3、衝撃手榴弾は7。
 戦術:射程が短いので、屋内戦中心。KOダメージは[切り札]でも増加できないので、STRの高い敵に対しては完全に無力。そうでなければ、装甲の厚い敵をKO可能。
 また、機械はKOできないため、対鉄鬼戦闘にもむかない。宗教家でなければ、暴徒鎮圧用か捕虜捕獲用にのみつかいたい。[切り札]で撃つと、殺傷力が増してしまうので注意。


 12、[消音型狙撃銃+ナノ・スティンガー]
 対象:暗殺者
 特徴:隠密行動にむく。ナノ・スティンガーは、うまく撃てば、撃たれた者が気づくことすらない。詳しくは以前配布した火器一覧を参照のこと。
 戦術:待ちぶせ、伏せ撃ちが基本。迷彩装備、潜伏する環境、食料などにも気を配ること。


 13、[携帯レーザー砲(メーサー機銃)+きらだま]
 対象:光線マニア、ゼロG戦マニア、対機甲戦闘
 特徴:携帯レーザー砲の入手難易度は7。3千万ガメルとやたら高価。きらだまは鉄鬼の一種なので、鉄鬼一覧を参照のこと。ダメージは普通の単発火器では最強で、6。
 戦術:携帯レーザー砲の射程はライフルの3分の一ていどで、濃霧や爆煙によりダメージが減少してしまう点に注意。発射音が全くない。[火力値]がつくので、隠密しながらの対機甲戦闘にむく。発射音が大きい通常の対戦車兵器を使用できない場合に用いる。きらだまでレーザーを反射して攻撃すれば、相手の不意をつくことができる。
 メーサー機銃は、ダメージは携帯レーザー砲より下がるが、パルス射撃が可能で、射程が長く、値段は半額にちかい。反動がないので、この種の火器は無重量状態でも威力を発揮する。 光線の色はレーザーが赤、メーサーが青。光線マニアは欲をいえば、<光射拳銃>など、古代文明の遺産を求めたほうがよい。


 14、[拳]
 対象:宇宙格闘家
 特徴:ただ。入手難易度ゼロ。
 戦術:無茶をしないほうがよい。




[備考:分隊の標準火器編成]

 5人ていどのパーティを想定する。

 野戦:突撃銃2(通信兵、指揮官ふくむ)、対戦車ライフル1(場合により電磁ライフル)、バズーカ1、機関銃1。うち2人に対人ミサイルを合計2、各人に手榴弾4


 屋内戦:SMGかMAR4、散弾銃1、各人に手榴弾4

 宇宙旅行:各人に拳銃、対戦車ライフルか突撃銃を1、電磁ライフル1。最近はこれぐらい必要?

 対怪獣戦:逃げる。

 ギラ軍曹:てぶら。






<緊急閣議! どうなるホロー分隊! あとがき対談>
(対談:GM、ミ、リ、ギ)

GM まさかいきなし母艦ふっとぶとはねー。

 ふうう。リンダちゃんもかわいそうに。

 あれもアドリブだったんですねえ。

GM 後半はかなりね。街全体が襲撃されるってのも脚本にはなかった。弟たちとやった時より、はるかにもりあがったね。
 その時は、ティエンなんていなくて、ただ宇宙をめざすペンギンの青年だったし、もろに敵のスパイだった。

 ああ、狼々にハンドミサイルガンをつきつけたって話だよな。
 んで狼々のヤツぶち切れて、もう殺しちまうか! とか言ってたんだってね(笑)。

GM あれはちょっと怖かった。今回のティエンは、その予防措置で、設定とか変更してああなったわけです。
 あと、せっかくペンギンの星の脚本なんだから、
 魚さんにも出演してほしかったんだけどね。例の8才のフクロウ人の婚約者、だしたかったかも。そのへん、ティエンに入ってるのかな。

 で、あの巨大ペンギンは……。

GM むろんアメリカ版ゴジラです(笑)。

 タントアポロ、とかですね(笑)。タトポロス、をもじったんでしょ?

 でも、港で漁船の残骸をしらべるシーンは、もともとあったんだろ。狼々のほうでもさ。

GM たしか、ね。怪獣マニアなら、洋の東西を問わず、考えることは同じってか。いえー、一番のりだぜい(笑)。ただ、遺跡高層ビル街での追跡っていうのは、確信犯だったけど。映画でもあのシーン、かっこよかったもんなあ。

 対戦車ヘリって、なんかいいよね。

GM うむ。RAH−66コマンチにも期待大。

 おーい。もどってらっしゃい。

GM はっ。そう、全体的に今回は、ちょっぴり怪獣映画的な構造に近づいた気がするが……しかし、もっと怪獣を物語に組みこまねばな。

 あと、怪獣対怪獣ってのがほしいね。

 ちょっと、それやったらいくらなんでも、リンダちゃんたち命があぶないんじゃないかしら。これから母艦をさがそうっていうのに。

GM つーとやっぱ、次は21エモン的展開が!?

 密航とか、強制収容所で金属水素を掘るとか!?

 (無視)ルール的な疑問があるんですけど。本来、リンダさんたち、母艦が墜落した時にお亡くなりになってたかもしれないんですよ。
 爆発半径は、輸送機器の装甲値とたしか、同じはずですからね。爆発は半径150メートルで、1ターンでは逃げられたかどうか。

GM あれ、そうだったかな。

 確か、そうだったと。あと、ルールのことをいえば、信号拳銃って2発しか装填できないのに、リンダさんが3発つづけて撃っていたような気がするんですけど。

GM 忘れるんだよね、そういうの。ううむ。

 とにかく、リンダちゃんたちが無事に山華竜泉までたどり着ければいいんだけど。

GM うーん、モッケンディーもいかにも気まぐれそうだし。このまま目的地まで無事いければいいけどね。

 解説キャラって、1人は必要ですよね(笑)。<竜紋>がシールドにもなるっていうのが、個人的には興味ぶかかったです。あれで、怪獣のシールドをなんて呼ぶかっていう悩みが解決したんですよね。

GM まあね。偶然いいネーミングができたわけで、彼のあのセリフは、GMの驚きそのままだったわけです。

 そんなことより! これから先は安全なの!? 海賊だかなんだか、よくわかんないのを敵にまわしちゃって!

 あたしも海賊退治はよくやるけど、そのあとしばらく、海賊の刺客とか賞金稼ぎとかがウルサくってね。いつかなんて、宿に対戦車地雷しかけられてさ(笑)。

GM 笑顔でいうなよ。

 海賊といえば……海賊のPCは、[レベルアップ特典]で船を手にいれてもいいわよね。たしか駆逐艦クラスって書いてあったから、今度は帝国の朱雀級なんてどうかしら。

GM ああ、鴨みたいな、のどかな形してる船ね。宇宙港じゃハンタードッグ級と同じくらいあちこちで見かけるやつだ。
 そういや、ハンタードッグ級って、慣例で犬系の艦名つけるんだけど、つぎは<ロンヴァルト>なんていいかもな。ただの駆逐艦につけるにゃ、ちょい重すぎるか?

 確かに(笑)。でも、今ごろ特典をとるのはもったいなくないですか。技能をのばしたほうがいいですよ。

 スィルなんてのは、まだ新人だからいいんじゃないかねえ。ちょっとレベル5以上になると、もったいないかなって気がするけど。

 レベルアップでは、武器も入手できるけど、それももったいないわよね。[調達]判定すればいいんだし、企業の人なら、火器使用免許をとればいいだけの話なんだから。

 グレネードランチャーとかの免許もありますよね。

GM たしかに、3とか4の技能があるんなら、もう1、2点あげて、[切り札]を使えるようにしたほうがいい。特に[戦闘][電子][回避][射撃]のあたりは。

 それに、チームに1人は[操艦]や[操縦]に長けた人がいたほうがいいですよ。

 殺伐としてるわねー。もっと趣味の技能とって、個性を演出したら?

 [フォース戦闘]とか、[怪獣マニア]技能とか。

 だから、そうじゃなくって!

 [爆薬]技能で手榴弾をトラップにして仕掛けたり、時限爆弾を解体したり。
 きゃっ、カッコイイ♪ ジェド豪士みたい♪

GM たしかにプロっぽくはあるが……。あと、INT高い人は、[医療]もいいかも。必要でしょ、やっぱり。

 DEXのとろい奴は、[回避]をあげたほうがいいんじゃ
ないかねえ。
 SOC系も、実はかなりゲーム中で使ってるんですけどね。これもあげても損しませんよ。

GM たしかに。個人的には、SOC系で個性的な技能をとってほしいんだよね。[射撃]とかはありふれてるからなあ。あと、オレの演出だと、[警戒]がやたら多いので(笑)、このへんもいいかな。

 [警戒]ですか。そういえば、今回は、そのへんでみんな見せ場がありましたもんね。

GM どこらへんが、どのPCのかってのは、一目瞭然でしょう。なかでも珍しいのが、牛の首脳会談だけど(笑)。

 前半、なんか会議とか多くて読みづらくないかね。

GM 前半政治劇、後半ドンパチってのが、今回の基本構造だったからなあ。潜水艦戦はあったけど。スペオペで潜水艦は珍しいな。

 あれ、政治ドラマだったのね(笑)。せいぜい村役場のドタバタってかんじよね。

GM 実質、そんなもんだって。田舎だからさ。

 でも会議のシーンばっかじゃ飽きるよ。

GM いいんだよ、オレの脚本、情報収集が少ないとか強制イベントが多い、とかいわれてるらしいから。情報は多いんだがな(笑)。多少は自分で動いてもらわにゃ。それに、会議ばっかりでもないぞ。ちゃんと、リンダとかがティエン相手のロールプレイをやってくれたじゃないか。やっぱり、スペースオペラって英雄譚だし。きめるところをきめてもらえると、GMとしてもNPCの演じがいがあるってもんよ。

 そんなもんかね。

 プレイヤーの好みもあるし、演技するかしないかは、全くプレイヤーの自由だと思うわよ。

GM 話の腰を折らなければな。この点はD&Dみたいに、コーラーを決めたほうがいいかもな。

 ふむ、なるほど。で、今後の展開は?

GM 秘密です!

 (ひそひそ)そういえばね。こないだ、****を今年じゅうに出せなかったのが残念だ、とかいってたのよ。<海底軍艦>は龍年に上映されたのに……とかいって。
(1998年は虎年だった)

 まああ。****がでてきちゃうんですか。

 ということは、******とかも****のよね。

 あーらら。こりゃ、***も*****だわ(笑)。

GM ゴホゴホッ! こら、それ以上いっちゃいかん! とにかく、よく練っておきますので、期待してください。それでは!

一同 次回につづく!

                1998/11/23
    [パラフリRPG初号版議事録第6集:おわり]



<予告>
 
 辺境に、苛酷な環境の惑星があった。
 大気はなく、表面気温は摂氏数百度以上にもなる、地獄のような惑星だ。
 リンダたちは強制収容所にブチこまれ、耐熱宇宙服をきて、その星で鉱山労働に従事していた。
 ここを出て目的地にむかうには、航宙船を安価で手に入れるしかない。

 そんなおり、航宙船市場が惑星の地底都市で開催される。
 リンダたちは、信じられないほど性能のよい、しかし謎めいた船を見つけた。

 だが、持ち主が1つの条件を提示する。それは、鉛の海を泳ぐ巨大な金属生物を狩りたい、というものだった!

 一方で、環境保護団体や、謎の武装集団が暗躍する。今回も、無事にすみそうもない。


 そして……


 ついに、サイバードラゴン初登場だ!!


 次回、<第14話 勝者の黄金龍>おたのしみに!


ギラ「第14話、さっそく読みましょうね」

ギラ「ここからパラフリ総合目次へ!」


表紙へパラパラふりふりッ、とネ♪


震星「議事録一覧はこっちじゃ。リンダはどこなのじゃ?」


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