寺沢は、都内某所にて、ある企業トップ、新堂会長と面会していた。ゴジラ出生に関係する重大な秘密をききだそうというのだ。新堂会長は戦後日本の繁栄を築きあげた人物であり、かつての帝国軍人であった。 太平洋戦争末期。南洋のラゴス島が、若き新堂の最後の戦場だった。日本軍守備隊が次々と玉砕するなか、どうして新堂の部隊だけが生還できたのか? 寺沢の予想どおり、そこには、驚愕すべき秘密がかくされていた。 新堂の部隊が圧倒的な米軍の包囲から脱出できたのは、実は、巨大な恐竜が日本軍を助けてくれたからだというのだ! この情報から、寺沢は、ゴジラ出生にまつわる自身の仮説をより強固なものとする。ラゴス島の恐竜が、戦後、アメリカの水爆実験によりゴジラへと変異した! というのが、彼の仮説である。 一方。突然、富士山麓に巨大な飛行物体が現れる。中から現れたのは、数百年後からやってきたという未来人だった。 未来人は、日本の未来のために、歴史を操作し、ゴジラを消滅させたいと日本政府に申し出る。未来の世界では、ゴジラのために日本が滅亡の危機に瀕しているという。 そして未来人たちは、まだ執筆すらされていない、寺沢青年の本を携えていた。かれの仮説は正しかったのだ! 寺沢らは、未来人やアンドロイドとともにタイムマシンにのりこみ、太平洋戦争当時のラゴス島へとでむく。予想どおりそこには、ゴジラの原種<ゴジラザウルス>がいた。 一同はタイムマシンの物質転送機を使い、ゴジラザウルスをベーリング海に転送する。これで、ゴジラザウルスは1954年に水爆を浴びることがなくなり、ゴジラは誕生しないこととなる。おもわくどおり、1992年の現代において、ゴジラは消滅する。 しかし寺沢たちは、未来人の女性が、小さな生物を島に放していたのにきづかなかった。それこそは、キングギドラの遺伝子をもつ人工生物だったのだ。 確かに、ゴジラは消滅した。だが、同時に、福岡にキングギドラが出現した!! キングギドラは引力光線を乱射し、日本全土を爆撃する。自衛隊も政府も、うつ手がなかった。 未来人は、日本の将来のためなどにやってきたわけではなかったのだ。彼らのひめたる陰謀とは!? 果たしてゴジラは、ほんとうに消滅してしまったのか?! |
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