ウィッチクエストRPG りぷれい
リーニュのちび魔女
 その1 化石のあるくまち

2、ちび魔女、西の都へゆく

GM 翌日になりました。いまは、23日の朝です。

 このRPGでは、魔女の魔力の強さが、月齢によって毎日変化するので、このようにGMが日付を宣言することが多いようです。魔女歴なので、1月は28日とされています。1月のうち、魔力が最も強くなる日と、最も弱くなる日は、キャラクター作成時に、ウィッチ・タローを引いてきめておきます。(詳細はルールブックを参照)

ミーナ 魔力、また落ちてます。

マルファス さっき猫魔法を使ってから、もう10時間たっているでしょうか?

GM まあ、たっているでしょう。

マルファス よっしゃ! MP(マジックポイント)回復!

ハトリ 「マル。仕事。行く。」

マルファス 「ふにゃ? なんだよ、こんな天気のいい日に〜。屋根の上でごろごろしてたい〜」

ミーナ 「じゃ、イム君。いきましょうか!」

クレイム 「そうだね〜」

ミーナ 「オルカさん、行ってきまーす!」

オルカ/GM 「おう! がんばってこいよ!」

マギー じゃあ、家族じゅうに、この仕事のことをいいふらしてから、出発。

使用人/GM 「まあ! お嬢さま、初仕事ですか! がんばってくださいね!」と、メイドさんが(笑)。

マギー メイドなのかなあ。まあ、執事さんは、父親の秘書みたいなかんじで、あまり出てこないだろうし……。

GM マギーさんに、家のひとが、銀貨4枚のお小遣いをくれたよ。4000円くらいね。

マギー 「ありがとう♪」

ミーナ さすが、お嬢さまは違うよ。こっちはガテン系だから。

ハトリ お金か……。最近働きはじめたばっかりだからなあ。

GM ちなみに、1円にあたるのが1タネという単位で、ひまわりの種1つぶんだそうです。
 さて、じゃあ、ホウキで飛ぶよね……? 好きなスキルをつかって、うまく飛べたかどうか、判定をしてください。ちゃんと飛んでよ!

 一同、それぞれのスキルで飛びます。いえ、飛ぼうとします。しかし、いかんせん、新米魔女のことですから……。

マギー すみません、馬車かなにか、ありますか。

マルファス あんた、それでも魔女か!

GM 馬車、あるよ。バスでもタクシーでも、なんでも。

ハトリ (ころころ)3回めで成功! バランスよく飛べました(笑)。

ミーナ あの、すみません。<曲芸飛行>に失敗してますケド。とりあえず、勢いよく地面に叩きつけられてます。ずしゃー!
 ちょっとホコリに汚れた顔で、オルカさんに、<素敵な笑顔>で。
「すみません、ファナロロンに行きたいんですけど! バス代、だしていただけませんか!?」

オルカ/GM 「しょうがねえなあ。じゃあ、俺っちがいつも使ってるオート三輪、使っていいよ」

ミーナ 馬車とバスが同居する世界。アッパークラスの人たちは馬車で、労働者階級はバスで。イギリスだね?(笑)

マルファス キキは電車に乗ってましたよ(笑)。

マギー じゃあ、馬車でいきます。

ミーナ で、もっと下の階級の人は、オート三輪で。ぽんぽんぽん……。魔女なのに〜。

GM さあ、3人の魔女たちが旅立ちました。朝です。野原が広がっていて、左手には広い大海原が見えています。朝のこの時間の飛行が、一番快適かもしれないね。
 さて、ハトリさんが飛んでいると、下の国道を、クラシカルなオート三輪が走っているのが見えるかな。

ハトリ 「あらあら、なにかしら、こんな朝から。って、目的地は同じだなあ……」

マルファス 「走り方が、ずいぶん年季はいってるよね」

GM まあ、馬車とか、けっこう走ってるけどね。

ミーナ 「あらら、空とんでるのは、ハトリちゃんかしら?」

ハトリ マスター。オート三輪に、併走できますか? 隣に、ひょいっと顔をだして。
「おはよー、み〜ちゃん♪」

一同 (笑)

ミーナ 「あっ、ハトリちゃん!? ちょっと体調悪くて、こっちにのることになっちゃったの〜」

ハトリ ここで、「すごい、自動車のれるんだ!」というのは、嫌みだよね、きっと。……言わない(笑)。

マルファス 「ぽんぽん。このひと、だれ?」

 猫は魔女夜会にでれないので、まだ知らなかったんですね。

ハトリ 「きのう、お友達になった新米魔女のミーナちゃん」

ミーナ 「はじめまして、こっちがイム君です」

クレイム 「にゃ!」

GM あのね、この世界の魔女猫は、飼い主の魔女とは、お互いにしかわからない言葉で会話できるけど、ふつうの人間の言葉は話せないから。
 猫どうしは、猫語で大丈夫だろうけど、他の種類の生物とは……まあ、分類学的に種族がはなれていくにつれて、会話が通じにくくなる、としておきましょう。このへん、個人的にはこだわりたい(笑)。

 * * *

GM しばらくいくと、大きな、鋼鉄の吊り橋がみえてきます。ロロンゲート・ブリッジです。この橋をわたって中州をこえると、ファナロロン・シティに出るわけですね。国道27号線は、そのままファナロロンのなかの、<ギャラクシー・ストリート>という大通りに通じていまして……洒落た店がたくさん並んでいる、とても活気がある通りです。まあ、ニューヨークみたいなイメージで。高層ビルがいっぱいあります。

ミーナ 高層ビル……。

ハトリ 低空飛行のまま、ホウキに横座りして、そのまま、すいーっと、静かに街に入りたいです。

GM 「魔女だ、魔女だ」「珍しいなあ」と、出勤途中の人々が。

ミーナ 「誰も、わたしが魔女だと気づいてない〜っ」

ハトリ 「ミーナちゃん、キツイつっこみになるけど、それは無理ないと思うぞ」

マギー 待ち合わせ場所にいくと……。

GM はい、ベルニサールがいます。

ミーナ マギーは馬車から降りてくるんでしょ。「な、なにこれ? 馬車!?」

マギー 「どうもありがとう」と、御者にいって、おります。

GM 御者が、「ありがとうございましたーっ」

ミーナ 「マギーちゃん、あなた一体なにもの? なんで馬車からでてくるの!?」

マルファス 同じ空を飛べないのでも、ずいぶん違うんだにゃー。もってるお金の差だニャ。

ハトリ そのとおりだ。

ミーナ 「わたしなんて、オート三輪なのに……」

マギー 「オート三輪? まあ、なんて素敵な」

一同 (笑)

マギー 「じぶんで運転できるなんて、すごいじゃない」

ミーナ ちょっと笑顔ひきつって、嬉しがってる(笑)。

魔女猫ヘリング/GM ベルニサールの黒猫が、「うちのご主人にくらべると、ずいぶんと間がぬけてやがるぜ」とかなんとか、猫語でぶつぶついってますな(笑)。

ベルニサール/GM 「あの〜すみませんけど……わたし、ちょっとお仕事のほうが忙しいので、この件は、あなたたち3人にお願いできるでしょうか? うちの館長、うるさくって」

ハトリ 艦長?

ベルニサール/GM 「はい、わたし、ファナロロン市立自然史博物館に勤めておりまして」

ハトリ ああ、そっちの館長か。別の艦長かとおもった(笑)。

GM ……軍人魔女? それもいいかもしれない……。

マルファス そこっ。新境地を開拓しないっ。

GM 各人に1個づつ、例の水晶玉がわたされているので、なにかあれば大魔女さまに連絡すればいいでしょう。

ミーナ 「ところで、あなたはなにか、幽霊騒動のこと、知ってるの?」

ベルニサール/GM 「夜中の3時ごろになるとですね、街のあちこちで動物の幽霊がうろつくらしいんですよー。気味が悪いですよね」

ミーナ 「動物って、1匹じゃないの!?」

ベルニサール/GM 「はあ、まあ、いっぱい……行列をつくって。まあ、見た人の話では、ですけど」

ミーナ 「でも、動物って、犬とか猫ですよね。まさか、ブタだのゴリラだのじゃ、ないですよね?」

ベルニサール/GM 「いえ、こないだはアロサウルスの幽霊がでたとか」

ミーナ 「あろさうるすっっ!?」

マルファス 「最近、恐竜ブームらしいからニャ」

ハトリ 「そういう問題か、猫」

マギー 世界が違うような……。

GM まあ、ちょっと聞いてよ。話によると、すでにこの世にいないはずの動物の骨が、歩いているらしいですね。そんなの、気味が悪くてしかたがない、ということらしい。(それに、人間やネコがいる世界なら、過去に恐竜がいたって、おかしくはないはず!)

ハトリ まあ、たしかに気味は悪いわなあ。

ミーナ 「でもそれって、ふつう、博物館に飾られているようなモノじゃないんですか?」

ベルニサール/GM 「それはまあ、うちにもありますけど」

マギー 「化石が動き出したと考えると……」

ミーナ 「としたら、この都市のなかで、化石がある博物館が一番怪しいじゃないですか!」

ベルニサール/GM 「……なるほどお。」

ミーナ 「あなたの職場でしょう、ちょっとお!」と、こう、肩をつかんでゆさゆさと(笑)

ベルニサール/GM 「わっ、わたしは、催し物が近いので忙しくて……」

マギー 「じゃあ、その博物館にいきましょう」

ハトリ 「ちょっとまて、ミーナちゃんにマギーちゃん。その催しものって、なんですか?」

ベルニサール/GM 「詳しいことはまだ明らかにできないんですけど、とっても大きな展示物を、大公開するんです♪」

ハトリ ……すげーヤな予感……。

ミーナ 「じゃあ、博物館にいってみましょう。案内よろしくね。なんなら、わたしのオート三輪に乗る?」

ベルニサール/GM 「……いえ、いいです……博物館は、歩いてすぐそこですから」

 * * *

GM 博物館につきました。大きな博物館です、大理石張りの。スミソニアン博物館のような、立派な博物館です。

マルファス ううっ、爪を研ぎたいっ。

ハトリ 「猫。研ぐな」

ミーナ オート三輪を駐車場において、集合します。ふつう、博物館に入ると、目玉が飾ってあるよね。どんなの?

GM 正面ロビーに、ティラノサウルスとトリケラトプスが対決している骨格標本が、どかーんと。

一同 うわあ……。

クレイム 肉がないニャー。

ミーナ 新鮮な反応だ! 「確かに肉、ないねー(笑)」
初めて見るもので、「これが恐竜なの。アロサウルスってやつね?」

ベルニサール/GM 「いえ、これはティラノサウルスです」

マルファス 「この、とりけらとぷすって、サイとはどう違うんだにゃ?」

GM (きっと、質問が通訳されたのでしょう)ベルニサールが、それから10分間にわたり、たっぷりとわけのわからない専門的な解説をしてくれます(笑)。

マギー うなずきながら、ふつうに、博物館の中を見学しています。

ハトリ 「ちょっと聞きたいんだけど……あのティラノサウルスって、なんであんなに物騒な歯をしてるの? あんなのが動きだしたら、さぞかし恐いでしょうねえ……」

ベルニサール/GM 「そうですねえ。お肉が好きなんでしょうねえ」

マギー あと、騒ぎがおきている場所は?

GM 魔法で調べてもいいし、人にきいてもいいし。
「きのうの夜は、メインストリートのほうに出たという話をききましたけど」

ミーナ とりあえず、魔法を使って。そこらへんに、海洋系の化石ってあるよね?

GM 海洋生物の化石は、2階に展示されているそうだ。

ミーナ じゃあ、そのへんの化石にきいてみよう。わたし、漁師系だから(笑)。アンモナイトとか、バリオニクスだっけ? そういうのなら、なんでもいいや。魔法で、話をきいてみる!

 バリオニクスというのは、ワニに似た顔をした、全長8メートルほどの魚食性恐竜です。前脚に大きな爪をもっているため、<重い爪>という意味の名前をつけられました。スピノサウルスに近い仲間です。

GM バリオニクスか。いい傾向だ(趣味)。

 ウィッチクエストRPGでは、魔女は、思いつく限りの魔法をつかうことができます。もちろん、失敗することもありますが。魔法の成功率には、魔法難易度や、対象が魔法を信じる力、その日の魔法力が関わってきます。

ミーナ じゃ、<バリオニクスさんとわたしが話をできるようになる魔法>!

GM 化石が魔法を信じる力は、4にしておこう。魔法難易度が5、それにミーナの今日の魔法力をたして、11か。じゃ、2Dで11以下が出たら成功。ただし、掛け算で判定してね。

ミーナ (ころころ)だめだ、20。失敗!

GM 化石は何も語らず。

マルファス 「ハトリ、むこうが過去を調べるなら、こっちは未来を占ってみたらどうかにゃ?」

ハトリ 「占いかあ。わたし、恋占いがしたいだけなのよね、ほほほ♪」

ミーナ バリオニクスさんとわたしの仲を占うというのは、ちょっと……。

ハトリ 誰がそんなものを占うというたね!?

GM 「あー、君たちが、今回いらっしゃったという魔女さんたちですか」と、館長が姿をあらわすんですが。

マギー 「わたしたちのことをご存知なのですか?」

館長/GM 「話は大魔女さまからうかがっておりますよ。時々、化石のクリーニングなどで、お世話になっておりますのでね」

ハトリ 化石のクリーニングをする魔法、とか使うんだろうなあ。
「ハトリでございます。ご用事があれば、占いますよ」

ミーナ ただし恋占い(笑)。
「はじめまして、ミーナと申します、魔女見習いです」

クレイム みゃお!

マギー 「マギーといいます、よろしくお願いします」

館長/GM 「いやいや、可愛い魔女さんたちで。当館では催し物が近いというのに、変な噂がたって困っておるんですよ」

ハトリ 「しつもん。催し物というのは、なんなんですか?」

館長/GM 「それは、3日後をお楽しみにしてください。まあ、復元模型なんですけどね」
 そういえば君たちは、ここに入ってくるとき、隣に、ビルほどもある、大きな何かが建造中だったのに気づいているはずだ。ほとんど工事現場みたいになっていて、白い幕がたれさがっていたけどね。

ハトリ 「わかりました」といって、入り口あたりまでいって。3日後のここの風景を、<占い>のスキルで見てみます。

 ハトリは、占いの判定に成功しました。

GM 3日後のここの風景が、君の水晶玉に、ぼんやりと浮かび上がってきます。巨大な動物の骨格のようなモノが、外に展示されています。

ハトリ それは、さっきの恐竜みたいな?

GM 形はティラノサウルスの骨格に似ていますが、遥かに巨大ですナ。

ハトリ あれよりもっと大きいのッ!? とりあえず、その光景だけ覚えておいて、あとで、<本を読む>で調べてみよう。

マルファス ごじら、ごじら、ごじらとめかごじら……。

GM そんなものはいないぞ、この世界には。

マルファス ドラゴンの亜種ですよ。種族・アトミックドラゴンだ(笑)。

GM そうか、ナルホド。

マギー 納得するなーッ!

館長/GM 「とにかく、夜にならないと、お化けはでないらしいので……」

マルファス じゃあ、出来ることはひとつだニャ。そろそろお昼、ご飯を食べたら、夜にそなえて寝るっ!

クレイム 「もう少し運動しないと、やせないよ〜」

GM 太ってるのか?

ミーナ 「うちのエサは、最近、イワシ系多いよね〜(笑)。ところで、館長さんのほうは、どういう話をきいてるんですか?」

館長/GM 「イヤー全く。この博物館の化石が夜な夜な歩いてるんじゃないか、なんて変な噂をたてられて、困っておりますよ」

ミーナ わたしたちも、純粋にそう思いました……と、心の中で思っています(笑)。

ハトリ 違うんですか? と、思っています(笑)。

マギー 「違うんですか?」と、訊きます。

ハトリ 「わーっ、すみません、すみません!」慌ててマギーの口をふさごうとします!

クレイム 「おたくのご主人、すごいにゃあ」

館長/GM 「いやーぁ、お嬢ちゃん正直だなあ。いいなあ、好きだよ、そういうの。若いってことはねえ……」と、その、背広をきたハゲた館長さん、汗ジトになっている。

一同 (笑)

館長/GM 「しかし、毎朝、展示物はチェックしておりますし」

マギー 「だって、骨が動くのは、夜なんでしょ?」

ハトリ するどい!

館長/GM 「なるほどっ! しかし、骨が勝手に扉をあけて、であるきますかねえ?」

ハトリ 「まあ、骨は、扉をあけないでしょうけど。骨は。」

館長/GM 「とにかく、任せましたよ。魔法のことは、よくわからんです。うちは、魔法史博物館じゃないのでね」

ミーナ 「あの、夜な夜な歩く幽霊って、実体系なんですか? それとも虚像系?」

館長/GM 「そのような専門的なことは、ちょっとわたしには……。見た人の話では、お墓なんかによくいる……スケルトンといいましたか? ああいうかんじらしいです」

マギー 「館長さんは、実際には見ていないんですか?」

館長/GM 「わたしは早く寝るタチなんで。第一、幽霊なんて、恐いじゃないですか」

ハトリ 賢明だね(笑)。

クレイム 「度胸のない人だにゃー」

GM ふつう、恐いと思うよ。夜中に、人気のない高層ビル街を、スケルトンなんかがぞろぞろ歩いてたら。

ハトリ 「ミーナちゃんにマギーちゃん。そろそろ、街のほうで、色んな人に話をきいたほうが良いとおもうのですが?」

ミーナ 「その前に、この博物館にある骨って、どういうのがあるか、ちょっと見ておいたほうがいいんじゃないかと。ふつう、アロサウルスなんて墓場にはいないし。実際にそういうのが歩いていたら、やっぱ博物館が怪しい、って話になるでしょ」

 というわけで、ちび魔女3人は、自然史博物館をかるく見てまわりました。やはり、目玉は、正面ロビーのティラノサウルス対トリケラトプスの骨格標本です。あとは、2階には海洋生物の化石が展示されていました。こちらは、アンモナイトや三葉虫など、小物が多いようです。

ミーナ 一通りみたよね。じゃあ、館長さんに、「ベルちゃんによろしく」

館長/GM 「まあ、あいつも一生懸命やってるんで、魔女のお仕事に参加できないことは、見逃してやってくださいよ。最近、とみに一生懸命でねえ。いいことです」

ミーナ 怪しい……。

マルファス 「にゃにゃにゃ。とみに一生懸命って、どういうことかにゃ?」

ハトリ 「非常にがんばっているということだ、猫」

ミーナ 名前を呼んであげてない、このひと(笑)。

 3人の魔女は、街に出て、お話をきくことにしました。もう、お昼どきなので、ファナロロンの街は、とてもにぎわっているようです。
つづく

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表紙へ
清水三毛 2001.10.7.掲載