主力戦闘サイバードラゴン<鷹龍>
main battle cyber-dragon

 2000年末現在、清水パラフリ中最大の創作設定であるサイバードラグーン。本機は、無数の機体が存在するなかでも、主役的な存在のサイバードラゴンである。右下はドラグーンすなわち操縦士である。牙竜に似ているようだが……?
 以下、詳細を<清水三毛版パラフリ追加設定集 サイバードラグーン>より転載。

 1号機:類別/主戦−AL−12:<鷹龍>(おうりょう)
 体高:28m 全長:60m 機体重量:120トン
陸/空/水中機動力4/4/2
攻撃力
防御力
四肢/尾/顎部打撃力20/30+KO/25
耐久値12
装甲値60
竜紋値/類別40/電磁
火力主砲10
短射程ミサイル10*4基
兵装類別主砲/電磁波誘導式プラズマ砲。<企業>製の実験兵器で、八型特殊砲と分類される。高電圧荷電粒子弾を発射。<特殊:ハート1>透過プラズマ砲
備考フレア*4
ドラグーンレステ=ガリ

  開発経緯等:本大会の老舗であるアルバート重工が出資、製作を行った主戦闘電装巨竜の第12型。第1回試験運用は約2年前に、惑星ロア・ギブリにて行われた。従来からの方針である汎用性を更に追求し、いかなる戦況にも対応できる機体性能となっている。特筆すべきは、主砲の第二射撃法である<交差発生式透過プラズマ砲>で、プラズマ弾を高精度で誘導、目標を破壊することが可能となっている。但しこの射撃法だと、発射準備に目下のところ約10秒を要するのが難点。がしかし、電離弾は中規模の建築物程度なら透過させられるという点は、本機の強みのひとつとなっている。その際の照準方式は主に熱源感知によるようだが、詳細は不明。操縦士であるガリ氏は、金華帝国内で有名な恐竜ハーフの傭兵であり、寡黙で勤勉な人柄でよく知られている。
  操縦士への助言:機体性能が汎用性に富むということは、あらゆる種類の敵竜に対応が可能であるという反面、際立った特長がないという欠点でもある。例えば、近接格闘系の機体に対しては砲撃戦で、砲戦系の機体に対しては近接戦を挑むというように、相手の戦術を見極めた上で、しっかりと対策を講じないと優位には立てないだろう。相手の戦術が不明な場合は、どんな戦術にも対応できるよう、目視範囲内での、いわゆる中距離戦闘が最良であるものと思われる。

 * * *

 引用おわり。銀河暦7648年の現在、主流である第5世代型サイドラの代表とも言える機体なので、情報を掲載した次第である。パラフリのルールブックをお持ちの方は、戦車や戦闘機の諸元と比べてみるとおもしろいだろう。一部にサイドラ用特殊規則に基づく数値がある点にはご注意を。
 2000年末の冬コミで<サイバードラグーン>が公開されたのだが、本機の名前はぎりぎりまで決まらなかったという経緯がある。1995年に作画した当初は、ゼランという名だった。全くの余談だが。

 他の機体諸元は公開予定はないので、追加設定集をお買い上げの上、ご確認ください(笑)。

画廊一覧へ
 
表紙へ
2000.12.11, 2001.8.4