<大角>の必殺技!
Daajao's close fight weapon

 清水パラフリ初号版14話の挿し絵。リンダの乗るサイバードラゴン<大角>が、近接戦用最終兵器<メガ・ハープーン>を敵機に炸裂させた瞬間である。キロトン単位の熱核爆弾が右腕内部で起爆され、串刺しにしたあとその高熱で敵を粉みじんに粉砕する。パラフリ世界では人型ロボットは禁忌とされているが、この回だけ特例で出した。なお、<大角>各部のノズルは、素早く腕や足を機動させるためのロケット噴射孔である。背部には大型噴射孔が2基そなえられており、短時間だが飛行することすら可能。重量級に見えるが、設定上シールド発生装置はないし、装甲も並以下なので、実は接近戦用の機体である。接敵するために、ロケット噴射による高機動力が必要とされるわけだ。
 この絵は、スキャナのおまけについていたフォトインパクトというソフトでかいた。メタルスラッグXの終幕にでてくる画像のような緻密なメカ・イラストを目指してかいた。15時間かかった。レイヤとやらがあれば、もっと楽なのだろうが。
 巨大な機械類をかく時のコツとして、装甲鈑の縫合線、いわゆるパネルラインをきっちりめだたせると良いようだ。黒い線で強調し、そのすぐ上に白い線を重ねてやると、浮き上がるように目立ってよい。細かい指標や部品類も同様にめだたせてやる。あとは、細部までキチンとかいてやると、巨大感が出るように思う。汚し塗装も重要である。
 それにしても。ジェット噴射とか光線とかって、塗るの楽しいなあ(笑)。

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2000.8.20.掲載