レドル戦闘形態
劇中では一切でてこないが、ザード三兄弟はそれぞれ強力な戦闘形態へ変身する、らしい。１９９５年夏に描いたようなので、いちおう最終回近辺あたりに出すつもりだったようだ。しかし最終回はあまりにも派手な展開だったため、けっきょくそこまではやれなかったようである。
肩に２門の砲をもつ。それぞれ２つの砲身が内蔵されており、上がライフル砲、下が滑腔砲となっている。つまり合計４門もの砲をもっているのだ。隣のミリィとの対比でわかるとおり、身長は３メートル近いだろう。火力重視の遠距離戦闘型であろうか。もし登場が実現していたら、ジャダー銀河大帝国が、生身でもアルフェリッツ姉妹と互角に戦えるようにサイボーグ化してしまった、という設定になっていたのだろう。今みると、戦闘機の操縦士を戦闘サイボーグに改造してどうすんだよ、という気もする。神経系などをいじるならともかく。技術的には、当時のジャダー帝国軍には、アルフェリッツ姉妹と互角のサイボーグ製作というのも可能だったはずである。そのころには惑星ラノララックで強力な古代インファルトの技術力を入手していたはずなので。
セイとシャドンは、またそれぞれ異なる戦闘形態をもつ。兄弟全員で、はじめて均衡のとれた部隊として機能するのだろう。
2000.9.1.MS. 掲載