リドイーマ1996
リドイーマ1996年版

 1995年秋、<追跡者SS>完結後。清水は新作のヒロインを考えていた。それがリドイーマである。これは1996年にかかれたもの。当初は<追跡者>世界の2万年後くらいを舞台にした壮大な宇宙SFの主人公にするつもりだった。その企画は2001年の現在でも物語化されておらず、リドイーマは清水キャラクター史上、最多の検討稿数をほこることとなってしまった。
 現在では、<ダイノライダー(仮)>に龍姫エリカの相棒として出演させたいと思っている。

 なお、この96年版リドイーマについては、<航星竜の宴>という短編が1本かかれている。耳から出ている羽毛のようなものは、<羽状体>とよばれる宇宙空間用の意思疎通器官。彼女たちの種族の位置づけとしては、ガーライルフォースマスターを進化させたものと考えれば良い。闘士系の能力はほとんど失われており、むしろ招喚士系が強化されているようだ。
 足元の仔竜はカングレフォという。リドイーマの家系に代々つかえる攻竜騎端末で、口うるさくリドイーマの面倒をみてやっている。地球人でいえば思春期をむかえたばかりのリドイーマだが、攻竜兵をのりまわして無茶をするため、カングレフォは気苦労がたえない。などというあたり、ちょっと清水三毛版魔女の宅急便ってかんじ?(違)
 いずれにしろ、次にリドイーマを<インファルト戦史体系>上に登場させるときには、より異星人っぽい外観に変更されていることだろう。今みると、わたしとしては物たりない。
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2001.3.9掲載