エリカとC130輸送機
実はニアミスで、エリカ怒ってる(笑)

 まだ見ぬ清水作品から気の早い1枚(笑)。夏らしい絵をかきたかったので、描いた。作品は、魔法少女? 龍姫エリカ(たっきえりか)を主人公にしたファンタジー活劇、にしたいと思っている。沖縄とか好きなんで、そのへんを舞台に。
 背景の飛行機は、1954年に初飛行していらい、未だに使われている有名な輸送機である。通称ハーキュリーズ。絵は米軍のものだが、英軍、自衛隊などでも使用している。戦術輸送機に分類される小型のもので、主力戦車は運べない。がしかし、その4発のレシプロ・エンジンといい、独特のキャノピー形状といい、実に魅力的な機体だと思う。ナウシカのバカガラスっぽい魅力、といえば御分かりだろうか。本当は、斜め前からみると、機体のずんぐりした形がよくわかって可愛いのだが。
 本機は、輸送のほか、空挺作戦などに利用されることもある。ベトナム戦争では、バルカン砲やボフォース40ミリ砲を搭載し、対地攻撃用のいわゆるガンシップとしても活躍した。対地攻撃には速度が出ないほうが都合がよいのである。上空をゆっくり旋回しつつ、この重厚な機体の横腹から突き出た数門ものバルカンやボフォースがベトコンを粉みじんにするさまを想像すると、実に心が躍る(謎)。翼に砲をのせず、横腹から出すってのがかっこいいのよね。
 手前の少女が龍姫エリカ。航宙士にあこがれる知的なガキ大将という設定(予定)。ブラッドベリの短編のように、毎週土曜日には、かならず那覇宙港で航宙船の発射を眺めてうっとりしているらしい。エリカが乗っているのはいわゆる魔法のホウキ。搭載しているエーテル・ジェネレータは小型だが、優にマッハ3をたたき出す。武装はエーテルレーザー砲4門。低出力だが、エーテル熱量を100%物理エネルギーに変換した場合、無生物に対しては、M61A1バルカン機関砲と同程度の破壊力をもつ。としておこう。
 なーんてウダウダと、かいてもいない作品のことを語るのは好きではないが。どこかにかいておかないと忘れるので、この際かいた。すみません。

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2000.8.20.掲載