赤目の暴君
redeye-tyrant and princess ENJU エンジュさんとアルビノ暴君竜

 <朱雀の巣>との相互連結記念の絵である。ダイノライダー(仮)のコンセプト画という意味あいもある。こちらのほうが、淡い色調となっている。原画に近い仕上がりだが、迫力は贈呈した絵のほうが上かも。見比べてみるのも一興かもしれない。
(注:連結記念絵などの要請は常時うけつけております。作成時間の有無は別として)

 アルビノのティラノサウルスのつもりで描いたが、それっぽくできなかった。残念。まだ小さいので、おそらく幼体であろう。騎乗しているのは朱雀飛鳥さんの創作人物、エンジュさん。使用許可をいただいたのと、掲示板でアルビノ恐竜の話がでたので、さっそく描いてみた次第である。エンジュさんはきれいな尻尾をおもちなのだが、構図的に描けなかった。
 どの作品に登場してもらうか未定だが、高貴な身なりをしているので、やはり亡国の王女という設定がいいなあとおもっている。武器も特殊なものをもたせてみた。恒星間移民船のエンジンをとりだしてむりやり手持ち式にしたもので、磁場容器に熱核反応すんぜんの高電圧プラズマを封入してある。近接戦闘においてはほぼ無敵の破壊力を誇るプラズマの槍といえるだろう。後ろにも刃があるのは、そうしないと見せ場が絵の右半分に集中してしまうとおもったため。じっさいにはこんな武器は使いづらいので、デザインが変更される可能性が高い。
 この槍は見かけより重く、11.4トンもある。航宙船の主反応炉を内蔵しているので、これでも軽いほうだろう。特定の遺伝形質かナノマシンをもつものにしか反応しない。起動されると同時に、槍から使用者およびその乗騎の細胞にある受容体に指令がおくられる。受容体が起動されると、力場障壁が展開され、使用者の肉体能力は<竜化兵>なみに強化される。結果的に、この武具の持ち主はちょっとしたガーライルフォース使いなみの戦闘力をもつ。……現時点ではそういう設定で<屠竜士>とよばれている。(注:今後、どうなるかわからない(笑))
 動力源が航宙船のエンジンということからすると、この武具を扱えるものは、かつての船長か機関士の血をうけついでいるのかもしれない。そうした血統が王族ということからすると、あるていど社会構造も推測できるか?
     
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2000.11.10.MS. 掲載