専門技能/天魂
天魂
【ゲキ技能】
<体力系技能>
ツル伸ばし【体力】
(天魂球ではなく)天精花から、頑丈な蔓を生じさせ、急成長させる技能。蔓の長さは、技能レベル×5メートルまで。蔓は瞬時に成長する。蔓は、技能1レベルにつき、おおむね人間ひとりを引っ張り上げるだけの力をもつ。白兵戦では対人ダメージ1として扱う。目標ひとりを拘束することもできる。
大地同化【体力】
天精花の足などから無数の根をはり、大地に固定する技能。3ターンで固定は完了する。この状態の天精花は約1トンの荷重に耐え、大地に踏ん張ることができる。
吸水【体力】
天精花に液体の水を吸収させる技能。技能レベル×30リットルの水を体内に蓄えられる。ただし外見は水ぶくれになる。
淡水化【体力】
海水や不純物の混じった水を、達成値×1リットル/分の速度で飲料水にする。1分これを行うごとに、体力−1.共榮圏は国土のほとんどが群島海域なので、需要がある。
<技術系技能>
植物分析【技術】
ある環境下の植物の体調、状態を分析することで、その環境で何が起こったかを知る技術。例えば、排気ガスで弱っている植物についてこの判定が成功すると、その成功レベルに応じ、どのような車種の車両が、何時間前にそこを通過した、といった情報がわかる。
害虫駆除【技術】
天魂をふくむ全ての植物から害虫を駆除するための技術と知識。
植物擬態【技術】
天魂球ともども周囲の植物に擬態して、敵の目をやりすごす技能。人工物に擬態することはできない。擬態は1ターンで完了する。効果は半径10メートルに及ぶ。擬態の判定に成功すると隠密判定+2の修正を得る。
おしゃれ【技術】
天精花の魅力をひきだす衣装を選び、髪結い、形態最適化を行う技能。判定に成功すれば、その日にかぎり魅力+2として扱う。
<知性系技能>
総合植物学【知性】
アマミツヨに分布する全ての植物に関する知識。
天航船【知性】
天航船の建造、制御、宇宙航行に関する知識。ただし、あくまで知識であり、実際に自分で天航船を建造できる技能ではない。
植物知性との対話【知性】
アマノワタリ、天魂などの植物系知性体と意思疎通する技能。
気象予知【知性】
湿度、温度などから、正確に気象を予知する技能。共榮圏の平均的な気象予測技術より精度が高い。
金融【知性】
経済や金融知識により資産運用を行い、財産を増やす技能。この判定は、基本的にセッション内ではなく、セッション冒頭に行う。判定に成功すると、10%、全資産が増える。失敗すると10%減少する。大成功・大失敗1レベルごとに+−10%。
政治屋【知性】
ある集団内の権力者に働きかけ、望む結果を得る。政治工作をおこなう技能。情報収集において、権力者と面会したり、連絡をとるなどの行為も本技能による。表面的な出来事から、裏で働いている政治的力学や、黒幕を見ぬく判定にも使用できる。対象は、政府や政党に限らず、軍事組織や犯罪組織などでもよい。
星界の伝説【知性】
旧銀河文明に関する言い伝えと、今日の銀河を支配する戦略生物たちの壮大な生態系に関する知識。ただし、この知識はいまだ完全ではなく、詳しいことは分からないことが多い。GMは、適度に詳細をぼかして判定結果を伝えること。
古文書解析【知性】
天世歴、旧星界時代を問わず、近世以前の古い文書や、電磁的記録を解読する技能。遺跡や天航船調査の事前準備のさいに多用される。古くからの大マガツの弱点や習性についても古文書に記されていることが多く、三龍帝国軍においても、本技能保持者は一定の需要がある。
<魅力系技能>
星界への道【魅力】
交渉判定で使用する技能。星界への憧れを語り、相手の心を動かす技能。この技能をもつものは、星界にあこがれと郷愁を覚え、そこに至る道を求めるという、典型的な天魂の気質をもっている。彼女は星界へのこだわりとともに、自身の種属に誇りをもち、その道義に反することはできない。ガルナス・ダガンに対して交渉判定値+2の修正を得る。
天魂の嘲笑【魅力】
地上種属の文化、生物学的特徴をあげつらって交渉相手を挑発し、怒らせることで、事態をこちらに有利に進める。全地上種属に対して有効。たとえば、戦闘好きで、肉体を交えないと繁殖できないという地上の種属に対する優越感を駆使した皮肉を言うなど。判定に失敗すると、相手が激怒し、交渉自体が決裂する。この技能をもつ天魂は、皮肉屋であり、他者とうちとけない一面がある。ガルナス・ダガンに対して交渉判定値+2の修正を得る。
天魂の諭し【魅力】
高い知性と高貴さをもつ(と自分で思っている)天魂ならではの説得・交渉技能。高邁な理想や理念を口にし、相手を感動させることで交渉を有利に進める。ガルナス・ダガンに対して交渉判定値+2の修正を得る。
地上人への愛【魅力】
地上に生きる人々への愛情を語り、交渉する技能。最終的には星界への到達をめざしている天魂たちは、尊大にふるまうことがあるが、内心、地上人の助力を得たいと思っており、地上種属に対する愛着も強い。天魂という種属の使命と宿命が関係し、地上種属のなんらかの助力が必要な論点について用いる技能。
<龍魂系技能>
天魂感知【龍魂】
天魂を感知する。有効半径は、技能レベル×100メートル。
念話支援【龍魂】
戦闘中、自分の得た敵軍や自軍についての情報を龍魂波で味方の脳に送信し、攻撃や防御のための支援活動をおこなう。シンテツに対しては行えない。自分のラウンドで的確に情報を分析できたか、本技能で判定を行い、成功した場合、任意の味方キャラクターの攻撃判定値+成功レベル、または敵側の射撃判定の難易度+成功レベルの修正を得る。どちらかの効果を選ぶこと。効果はそのターンのみ。
【トモガミ技能】
<知系技能>
天華法/環境系【知】
環境操作系の天華法を発動させる技能。
天華法/支援・妨害系【知】
支援および妨害系の天華法の発動に用いる技能。
天華法/治癒系【知】
治癒系の天華法を発動させる技能。
生物警戒【知】
周囲の生物の緊張度を測り、何らかの危険が迫っているかどうかを知る技能。屋内など、人工的な環境では行えない。
環境警戒【知】
大気、水、土壌、風、それにふくまれる化学物質、温度などを分析し、何らかの危険が迫っているかどうかを知る技能。屋内など、人工的な環境では行えない。
戦術支援【知】
戦闘中の友軍に対し、情報分析や情報支援を行う。自分のラウンドで難易度判定に成功して戦況を分析できた場合、友軍一人の次ターンの判定値に、本技能レベル値+大成功レベル値を加算できる。ただし、必ずそれらしいロールプレイを行うこと。それが行われない場合、効果を発揮しない。情報は天精花の肉声により伝えられる。無線を介してもよい。
鋭い指摘【知】
味方の戦闘以外の行動について助言(ツッコミ?)を行う。動判定値、またはゲキの「技術」を使用する行動について冷静に助言することで、それらの行動を成功しやすくさせる。助言の判定に成功すれば、対象キャラクターの次ターンの判定値に、本技能レベル値を加算できる。ただし、必ずそれらしいロールプレイを行うこと。
<体系技能>
吸水【体】
天魂球に液体の水を吸収する技能。技能レベル×100リットルの水を体内に蓄えられる。ただし外見は水ぶくれになる。100リットルにつき動判定値−1.動判定値が0になる場合、誰かに運んでもらわないと移動できない。
蔓強打【体】
強力な蔓を形成し、白兵戦を行う。蔓の形成に1ターンを要する。ダメージは徹甲値1+技能レベル.クリティカルしない。目標を拘束することもできる。目標は白兵戦判定に成功しなければ蔓による拘束から脱出できない。
重力制御【体】
通常は地上・水面から50センチ程の天魂球の浮遊高度を、技能レベル×10メートルまで上げる技能。判定不要で効果は常時。また、白兵戦攻撃をうけてダメージを受けた場合、本技能による判定に成功すると、技能レベル分、ダメージを減少させることができる。
<動系技能>
風つかみ【動】
重力制御と風向の予測で上昇気流に乗る技能。判定に成功すると技能レベル×100メートルまで、気球のようにゆっくり上昇できる。空中では「動」1として扱う。軍の対空部隊の付近で実施すると、たまに撃墜されるので注意。
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