●超音速飛竜航空戦TRPG ワイバーンエレメント試作2.0の、追加新種属2種のPC作成用データです。 ★あくまで試作版なので、今後変更される可能性があります。  羽根ナシ  地球人種。元々は敵であるファーグニル企業軍に属していたが、 何らかの理由で逃亡したり、海賊となって大竜母に住みついた者たちである。 また、侵略に苦しむエンリルたちを助けるため、義勇軍として参加した者も多い。 大竜母社会における人口比としては少数であり、社会的に不利な扱いを受けることもある。 体力4 知力4 社交1 騎竜適性1 種属特技:鼓舞の才。セッション中1回のみ、戦友PCのトラウマRP修正を出目の2倍にできる(対象と何らかの交流をするRPが必要)。 外見表 1〜2:荒くれの空中海賊。 3〜6:手練れの整備兵。 7〜8:少女または少年飛行士。 9:老練の海賊首領。 10:青年飛行士。  羽根ナシ願望表 1 ファーグニル軍に報復したい。 2 犯罪組織の頂点を目指したい。 3 傭兵部隊の頂点を目指したい。 4 ファーグニル基地に残した家族を取り戻したい。 5 祖先が住んでいたらしい「地球」という星に行きたい。 6 エンリルに負けない飛行士となりたい。 7 罪滅ぼしに、エンリルを助けたい。 8 罪滅ぼしに、鯨鬼を助けたい。 9 罪滅ぼしに、コロガリを助けたい。 10 海賊として暴れたい。  羽根ナシの命名  地球系の名前が多い。系統は様々であり、地球の言語系統に従って決めるとよい。 また、犯罪者や海賊の場合は、適当なあだ名を使う者もいる。 ■羽根ナシ  暮らしと文化  ファーグニル企業軍から逃亡した、あるいは亡命してきた地球人種である。 飛行のための器官をもたないため、半ば蔑称として羽根ナシと呼ばれている。 空中海賊、傭兵部隊などとして活躍する者が多く、犯罪傾向も高い。 大竜母の社会においては人口的には少数派であり、特定の居留区画にまとまって住んでいることが多い。 ファーグニル側の知識を活かし、華々しく空戦で活躍する者が一方、薬物依存などで退廃的な暮らしに堕ちる者も多い。 文化や人種は、アジア系、アフリカ系、ヨーロッパ系など様々。  宗教  無宗教か、地球から持ち込まれた宗教を信仰する者が多い。 エンリルなどに憧れて亡命した者の中には、奏竜信徒へと改宗し、竜王崇拝を行う者もいる。 大竜母社会にあっては竜王崇拝は無視できないので、信仰しないまでも礼拝や行事には参加する者も多い。  政治形態  犯罪者や海賊などの小集団に過ぎず、統治機構はもたない。現地の警察機構によって監視されている場合もある。  ニャンコン  全身を毛皮に覆われた哺乳類型の種である。二足歩行する人間サイズの猫に似る。 気まぐれで享楽的な性質の者が多いが、三次元空間での戦闘能力は高い。 尻尾のほか、腕と足の間に皮膜をもち、短距離を滑空することができる。 起源は定かでないが、エンリルたちとともに入植した星界の種属と推測されている。 体力5 知力1 社交2 騎竜適性2 種属特技:猫招きの才。セッション中1回のみ、支援RP修正を2倍にできる(非戦友に対しては+2、戦友に対しては+2Dとなる)。 外見表 1〜2:長毛種。 3〜6:短毛種。 7:尻尾が特に長いか、短い。 8:特に大柄か、小柄。 9:まだら模様の毛並み。 10:輝くような美麗な毛並み。  ニャンコン願望表 1 美味しい天空魚を食べたい。 2 暖かいところで丸まりたい。 3 一日中寝たい。 4 美食を極めたい。 5 一日中好きな人に撫でてもらいたい。 6 奉仕してくれる存在がほしい。 7 子供がたくさんほしい。 8 鯨鬼には負けたくない。 9 小さな店を構えてのんびり暮らしたい。 10 山のような甘味に埋もれたい。  ニャンコンの命名  表1のあとに表2の結果を加える。  ニャンコン命名表1 1 ニャン・ 2 ミャ・ 3 ミウ・ 4 ニュウ・ 5 ゴロロ・ 6 ニャニャ・ 7 カウ・ 8 フーガ・ 9 ニャフ・ 10 クウ・  ニャンコン命名表2 1 ライ 2 レイ 3 ティエン 4 ダイ 5 ワン 6 オー 7 チイ 8 キイ 9 ネネ 10 ララ  ■ニャンコン  暮らしと文化  原始的な狩猟採集民が最も多い。裕福な者は少なく、大竜母の森林街区などで集落を築いて暮らしている。 狩猟好きで、高い身体能力をもつため、大竜母の深層域などで暴れ竜討伐作戦に加わる者も多い。 性質は素朴、かつ物事に熱中しやすく、裏表がない者が多く、付き合いやすい。 一方で抽象的概念を扱うのは苦手で、複雑な学問には向いていない。  宗教  フェイミャーとよばれる豊穣神を祀っている。外見は翼のある太った獣の神であるとされる。 信仰形態は素朴で、小さな神像を巣にまつり、供え物をすることで生活面の願望などを叶えてもらえるという。  政治形態  人口比としては多数派ではなく、森林街区や海岸街区で小さな部族社会を築いて暮らしている。 群れ長とよばれる部族長が裁判や立法を行う。 数年に一度、多くの部族が集うニャンコン大祭と呼ばれる大規模な集会が森で開かれ、 ニャンコン全体の課題を話し合ったり協力体制を確認したりする。 清水三毛/三龍戦騎団 2016/04/21