三龍戦騎


トモガミ用装備

 トモガミや車輛に装備できる武器や装甲を紹介する。

 三龍帝国をはじめとする共榮圏諸国では、<赤の嵐>がいつか再び襲来するという信仰があるため、それに対する備えとして、なるべく機械兵器をつかうことを避けようとする傾向がある。
 しかし、現実問題として、近代兵器で武装した連合軍に対抗するには、数の少ないアラガミ師たちだけではなく、最低限の機械兵器をそろえる必要があった。
 いまでは、シンテツの協力を得て、共榮軍でも、かなりの部隊が連合軍のものに似た火器や装甲を装備している。場合によっては連合軍から鹵獲した兵器をそのまま流用していることもある。体裁にこだわらない共榮軍らしさがうかがえる。

 ●1、用語
 三龍帝国軍をはじめとする共榮軍では、ミサイルを誘導弾、ロケット弾を火箭弾とよぶ。遊戯者は演技に注意しよう。

 ●2、諸元の概略
 【属性】兵器の特徴をしめす。火弾、電磁のほか、連射性能の有無など。
 【破壊力】いわゆるダメージである。このRPGでは、特に断りのない限り、トモガミや車輛に対する破壊力を示す「徹甲ダメージ」を表記する。ときに「対人ダメージ」である場合がある。徹甲ダメージ1は、対人ダメージ10に相当する。
 【射程】最低距離、近距離、遠距離にわかれているが、特に断りのない限り、表記されるのは「近距離ダメージ」である。「最低距離」以内の目標は攻撃できない。「遠距離」は、近距離射程の2倍である。遠距離目標を攻撃する場合、判定値−2。
 【弾数】装弾数や、装弾形式をしめす。
 【運用難易度】武器の扱いやすさを示す数値。射撃や修理はこの値を基準として判定する。「運用難易度」の数値が低い火器は整備しやすく、命中精度も高い。
 【重さ】武器の重量を示す。

 ●3−1、属性
 属性欄に「連射」と書いてあれば、連射可能な武器であり、制圧射、掃射、集中射のいずれかの方法でフルオート射撃が可能である。
 破壊力欄に「爆風」とあれば、爆風により、直撃ダメージに等しい半径メートル内にいる生物にダメージを与える。「爆風」は原則として対人ダメージなので、トモガミや装甲車輛には損傷を与えられない。
 ただし、一部の装備では、トモガミや装甲車輛にも爆風ダメージを与えるものがある。
 このほか、対空用としてのみ運用できる兵器などは、その運用可能領域が記されている。
 とくに表記がないかぎり、装備は地対地戦闘用である。

 そうした装備を対空、対潜戦闘などに運用すると、最低でも難易度にして+2以上の不利な修正をうける。(06.8.17.削除、以下の一文を追記。)

 対地用の火器は、対空・対潜戦闘に使用することはできない。ただし、機関銃や機関砲は、もともと空陸両用のものが多いため、対空戦闘にも使用できる。(対空戦闘技能や対空戦闘用の装備がないと、不利な修正を受けるが)

 ●3−2、爆風ダメージの適用
 爆風ダメージは、とくに記載のないかぎり、人間やその他の通常生物に適用される。トモガミや戦術生物には適用されない。爆風ダメージは、基本的に対人ダメージであり、車輛やトモガミには無効。
 例:「徹甲ダメージ4+爆風」の砲弾が着弾した。目標から半径4メートル以内にいる人物は、(40ダメージではなく)4ダメージを受ける。
 キャラクターの立ち位置を事前に決めておらず、爆風を受けるかどうか判断しづらい場合、GMが2Dをふってキャラクターの位置を決定し、爆心から2Dメートル地点にいたものとして扱う。爆風の半径以上の値が出たり、6ゾロが出た場合、完全に爆風はキャラクターをそれ、ダメージは与えられない。
 攻撃が目標を外れた場合でも、「2レベル以上の失敗」でないかぎり、爆風は着弾点周囲の人員におよぶことがある。立ち位置が未定の場合、2Dをふって周囲のキャラクターが爆心からどの程度離れていたか判定すること。
 爆風ダメージを防具で防ぎきれなかった場合、「気絶判定」を行う。難易度14、「体力」による。失敗したキャラクターは気絶する。気絶したキャラクターは戦闘終了後、自動的に意識をとりもどすが、戦闘中は、自分のラウンドで「気絶判定」に成功しないかぎり、気絶したままである。誰かが1ターンを消費して、キャラクターを起こしてくれれば、無条件に目を覚ます。

   ●4−1、「火弾」と「電磁」
 兵器には、「火弾」か「電磁」の属性がある。火弾属性の兵器は、炸薬や弾丸をもちい、運動エネルギーや、化学爆発エネルギーで敵を殺傷する。電磁属性の兵器は、指向性エネルギービームや高圧プラズマにより敵を殺傷する。アラガミやゲドウなど戦術生物には、電磁属性の兵器をもつものも多い。電磁属性に対しては通常の装甲は全く無力である。

 ●4−2、誘導兵器
 誘導弾やヤシャダマなどの誘導兵器は、発射後、誘導される。このため、誘導値とよばれる数値を攻撃判定値に加算する。

 ●5、破壊力
 トモガミに対する攻撃は、属性が異なる防具では防御できない。例えば、いかに防御力の高い抗弾装甲(対火弾属性)であっても、プラズマ弾(電磁属性)に対しては、防御力0として扱われ、全ダメージが直に入る。
 電磁兵器は現在の技術では量産が不可能であり、普及しているのは火弾兵器である。通常は、部隊の8割ていどのトモガミ・車輛が対火弾装甲を装備していれば問題はないとされている。
 ●5−2、衝撃力と転倒判定(選択ルール)
 火弾ダメージの武器は、装甲に防御されやすいかわりに、「衝撃力」を有する。衝撃力が一定以上の値に達すると、被弾した目標は転倒することがある。トモガミや車輛は、1回の攻撃で受けた最終的な衝撃ダメージが、下記の数値以上に達した場合、難易度14の動判定をおこなわねばならない(転倒判定)。
 1、歩行する型のトモガミ:トモガミの「体」値
 2、1以外の移動方式のトモガミ:トモガミの「体」値の2倍
 この判定に失敗した場合、トモガミや車輛は転倒し、復旧には1ターンを要する。その間、攻撃や回避はできない。
 
 ●7、対人ダメージと対トモガミダメージ
 対車輛、対トモガミ用のダメージ表記は、同じ値であっても、対人兵器の10倍として扱う。これを<徹甲ダメージ>という。つまり、トモガミ用兵器のダメージ表記が1の火器で人間が撃たれた場合、実際には10ダメージを受けることになる。
 逆に、人間用の武装では、いくら数値が大きくとも、トモガミにダメージを与えることができない。仮にダメージが与えられても、対人ダメージは、トモガミや車輛に対しては十分の一に換算される。小数点以下のダメージは無視される。
 例:対人ダメージ14の火器で、装甲なしのトモガミ恐竜を撃つ。命中しても、ダメージは1.4にしかならず、与えられるダメージは1点のみとなる。
 例2:白兵ダメージ1の恐竜が、人間を蹴る。回避判定に成功しない限り、人間は10ダメージを受ける。徹甲ダメージに対しては、人間レベルでは防御判定は行えない。

 ●8、入手難易度
 装備は、それぞれ固有の入手難易度があり、この数値が高い装備は入手しづらい。軍が貸与してくれた場合などをのぞき、基本的に、PCが装備を入手するには、この入手難易度を目標とした入手判定に成功しなければならない。そのさい、装備に関連した種属などにコネがあれば、難易度を下げることができる。

 ●9、価格
 装備の値段である。土地、状況などによりかなり変動する。場合によっては、上官から無償で贈与されたり、貸与されることもあるだろう。軍での基本装備とされている火器は、国有財産であり、PCに無料で貸与されることもある。

 トモガミ用装備

 予備弾薬箱
 知雷弾および噴火弾系をのぞくいずれか1種の武器の予備弾薬一式を入れることができる。例えば、3式重機の弾薬なら100発、54式無反動砲なら4発の砲弾を収納できる。密閉型で、潜水渡渉などを行っても弾薬に影響を及ぼさない構造となっている。装備するには、装火点を1箇所使用する。
重さ:1
入手難易度:当該武器の入手難易度に等しい
価格:当該武器価格の20%

 80式軽機
 扱いやすい小口径の軽機関銃。対人員用だが、非装甲車輛や非装甲恐竜に対しても有効。弾倉は銃の上方に装着する。両手でもてば歩兵でも携行できる。重量は8キログラム。
属性:火弾、連射
破壊力:対人ダメージ8(徹甲ダメージ1とする)
射程:150
弾数:30発
運用難易度:11
重さ:1
入手難易度:11
価格:20万

 3式重機・甲
 帝国域でもっとも普及している重機関銃。トモガミや艦艇の小火器として多用される。一般家庭にも広く普及している。
属性:火弾、連射
破壊力:3
射程:200
弾数:箱弾倉、連環(ベルトリンク)式、100発入り
運用難易度:12
重さ:2
入手難易度:10
価格:50万

 91式家庭用爆雷投射砲
 洋上戦用に、小型の爆雷を投射する装置。本格的な対潜水艦戦用ではなく、あくまで民間レベルでの自衛用。爆発深度は、事前に宣言しておくこと。瞬発(水面に着弾すると同時に爆発)、10メートル、20メートルのいずれかを選択できる。宣言していなかった場合は爆発深度10メートルとして扱う。
属性:火弾、対潜用
破壊力:6+爆風
射程:最低20/150
弾数:6
運用難易度:14
重さ:2
入手難易度:14
価格:150万

 3式重機・乙
 3式重機を二連装形式にしたもの。ガルナスや一部のテイリュウ系アラガミ師が好んで使う。
属性:火弾、連射
破壊力:3 (2回攻撃。但し弾薬消費量も2倍)
射程:200
弾数:箱弾倉、連環式、100発入り
運用難易度:11 (06.8.17修正)
重さ:3
入手難易度:13
価格:60万

 5式多銃身機関砲
 6銃身式の電気駆動式機関砲。いわゆるガトリング砲だが、共榮圏にはそういう名詞は存在しない。連射性能にすぐれ、制圧効果はきわめて高いが、弾薬消費も激しい。そのままでは命中精度が低いため、通常、砲座安定装置などを使用する。
属性:火弾、連射
破壊力:3 (3回攻撃。弾薬消費量も3倍)
射程:250
弾数:箱弾倉、連環式、100発入り
運用難易度:15
重さ:3
入手難易度:15
備考:「超連射」可能。破壊力が2倍になる。1ターンで全弾消費。(06.8.17修正)
価格:100万

 2式四連装機関砲
 対空用に使用される大口径の連装機関砲。対空電探と連結して使用するのが一般的だが、電探や管制用ソフトを装備しない場合でも、対地用としてかなりの火力を発揮する。
属性:火弾、連射
破壊力:4 (2回攻撃。弾薬消費量も2倍)
射程:最低2/400
弾数:大型箱弾倉、連環式、100発入り
運用難易度:13 (06817修正)
重さ:5
入手難易度:14
価格:90万
備考:装火点を2箇所使用する。

 衝撃機関砲「ツブテ7型」
 対生物に主眼を置き、衝撃力を高めた軟頭弾を使用する特殊な機関砲。装甲目標には使わない。
属性:火弾、連射
破壊力:5(装甲目標に対しては常に破壊力2)
射程:200
弾数:箱弾倉、連環式、100発入り
運用難易度:13
重さ:1
入手難易度:13
価格:70万

 84式擲弾速射砲
 小型の榴弾を連続発射する面制圧用兵器。爆風の範囲が広く、対人員、対軟目標用として効果が高い。
属性:火弾、連射
破壊力:5+爆風(範囲は半径10メートル)
射程:最低10/100
弾数:箱弾倉、連環式、50発入り
運用難易度:14
重さ:2
入手難易度:15
価格:120万

 54式家庭用無反動砲
 直接照準式の、簡易な小型砲。小型トモガミ用として、民間にも広く普及している。小柄なゲキでも携行することができる。重量は14キログラム(日本語訳)。発射時に噴射炎を後方に逃がすため、敵に発見されやすく、また射程が短いのが欠点。また、そのさい後方3メートル以内に人員がいた場合、後方噴射炎によりダメージ1を受ける。火力が高く、弾種を選べるのが利点。手動装填式で、1発撃ったら、再装填に1ターンを要する。このとき、異なる砲弾を装填してもよい。砲弾は、付属の弾薬箱に4発まで入れて携行できる。
属性:火弾
破壊力:
 (対戦車榴弾)5+爆風
 (榴弾)3+爆風(半径10メートル)
 (発煙弾)ダメージなし。10メートル四方に煙幕を展開。効果は3ターン持続。色は赤、黄、白。
 (照明弾)ダメージなし。100メートル四方を真昼なみの明るさにする。効果は3ターン持続。
射程:最低2/50
弾数:1(手動装填)
運用難易度:12
重さ:1
入手難易度:10
価格:100万

 イカヅチ5型
 広く普及している使い捨て式の火箭筒(ロケットランチャー)。発射時、後方5メートル以内に人員がいた場合、後方噴射炎によりダメージ2を受ける。
属性:火弾
破壊力:7+爆風
射程:最低10/70
弾数:1(使い捨て)
運用難易度:12
重さ:2
入手難易度:11
価格:30万

 イカヅチ6型
 イカヅチ5型の気化爆薬弾タイプ。酸化エチレンなどの可燃性液体を爆薬で飛散させて雲を作り点火するもので、衝撃波の効果範囲が大きい。複数の人員を殺傷する場合のほか、地雷原の無効化にも有効である。発射時、後方5メートルに人員がいた場合、後方噴射炎によりダメージ2を受ける。
属性:火弾
破壊力:5+爆風(爆風の範囲は半径20メートル)
射程:最低10/70
弾数:1(使い捨て)
運用難易度:14
重さ:3
入手難易度:15
価格:40万

 66式無反動砲
 直接照準式の、簡易な小型砲。中型トモガミ用として、広く普及している。発射時に噴射炎を後方に逃がすため、敵に発見されやすく、射程が短いのが欠点。また、そのさい後方5メートル以内に人員がいた場合、後方噴射炎によりダメージ2を受ける。手動装填式で、射撃後の再装填に1ターンを要する。砲弾は、付属の弾薬箱に4発まで入れて携行できる。
属性:火弾
破壊力:
 (対戦車榴弾)10+爆風
 (榴弾)8+爆風(半径15メートル)
 (発煙弾)ダメージなし。50メートル四方に煙幕を展開。効果は3ターン持続。色は赤、黄、白。
 (照明弾)ダメージなし。200メートル四方を真昼なみの明るさにする。効果は3ターン持続。
射程:最低10/100
弾数:1(1発ごとに手動装填)
運用難易度:13
重さ:2
入手難易度:12
価格:150万

 M3バラクーダ
 大きな破壊力をもつ短射程の地対地誘導弾。弾頭は成型炸薬。連合軍の複製品か鹵獲品であり、調達数は少ない。全長2メートルほどの二連装発射器に装填されている。誘導方式は画像照合とアクティブレーダーホーミングの複合型で、発射機に誘導装置が備えられている。
属性:火弾
破壊力:15+爆風
射程:最低20/1000
弾数:2、連装発射器つき
誘導値:1D+2 (2006.8.17修正)
運用難易度:13
重さ:3
入手難易度:16
価格:600万

 47式地対地誘導弾
 M3「バラクーダ」ミサイルを国産化したもの。安全装置を欠き、誘導装置も信頼性は低いが、弾数は多い。発射機に誘導装置が備えられている。
属性:火弾
破壊力:10+爆風
射程:500
弾数:4、箱型4連装発射器つき
誘導値:1D (06.8.17修正)
運用難易度:15
重さ:3
入手難易度:13
価格:390万

 50式対舟艇重誘導弾
 国産の重誘導弾。対戦車、対小型船舶用に幅広く用いられる。軍では、砲兵科のテンテイオナガ部隊などが好んで装備する。破壊力は高いが、発射装置と誘導装置がかさばるのが難点。重量もかなりのもの。連装発射機に梱包されている。
属性:火弾
破壊力:17+爆風
射程:最低20/2000
弾数:4、箱型四連装発射機つき
誘導値:1D+1 (上同日修正)
運用難易度:13
重さ:5
入手難易度:15
価格:800万

 88式高射砲・改
 高射砲の砲身をきりつめ、無理やり竜載兵器にしたもの。単発だが大火力。実用性がないため、ごく少数が帝国軍技術研究所で試作されるにとどまった。砲弾の再装填にはトモガミを降りる必要があり、作業には2ターンかかる。なぜか市場に出回った結果、ガルナスの一部で人気がある。
属性:火弾
破壊力:
 (徹甲弾)20+爆風
 (榴弾)14+爆風(半径30メートル)
射程:10
弾数:2(二連砲)
運用難易度:15
重さ:6
入手難易度:17
価格:400万


 39式改・短魚雷
 洋上での自衛用兵器として、広く普及している小型の魚雷。帝国の誇る長射程大火力の<39式酸素魚雷>を民間転用したもの。誘導はしない。
属性:火弾(水中用)
破壊力:10+爆風
射程:最低50/1200
弾数:2(発射機つき)
運用難易度:12
重さ:5
入手難易度:11
価格:200万

 39式改・52型飛翔魚雷
 洋上での自衛用兵器として、広く普及している小型のロケット魚雷。水中ではなく上空にむけて発射され、目標海域上空までロケットモーターにより高速で飛翔し、落下傘で着水後、誘導魚雷として機能する。39式改・短魚雷をさらに小型化し、魚雷後部にロケットモーターを追加したものである。運用には、4式対潜装備が別途必要。
属性:火弾(水中用)
破壊力:10+爆風
射程:最低100/3000
弾数:2(発射機つき)
誘導値:1D+1 (06.8.17修正ずみ
運用難易度:13
重さ:6
入手難易度:13
価格:420万

 4式対潜装備
 39式改・短魚雷系列を運用するために必要な、水中音波探信儀、魚雷管制装置のフルセット。39式改・短魚雷はこれがなくても発射できるが、運用難易度+2の修正を受ける。飛翔魚雷は電子頭脳を搭載しているので、この装備がないと全く運用できない。
重さ:1
入手難易度:13
価格:150万

1式カワキタ砲
 小型シンテツ専用の熱線砲。カワキタ型にのみ装備できる。試作兵器であるため、電力消費や発熱が極めて大きく、シンテツにかける負担も相当なものである。
属性:電磁
破壊力:4
射程:最低2/100
弾数:無制限。但し1発ごとにトモガミの生命マイナス5。
運用難易度:11
重さ:2
入手難易度:15
価格:600万

92式戦車砲
 連合軍主力戦車の主砲をデッドコピーし、そのまま国産化した兵器。一世代旧式で、(連合軍の単位でいうと)105ミリ級のライフル砲である。破壊力はかなりのものだが、旋回砲塔ごと装備する関係上、とても重い。
属性:火弾
破壊力:18+爆風
射程:最低4/1500
弾数:20
運用難易度:14
重さ:9
入手難易度:14
価格:500万

 ムシオニ
 竜の身体から栄養を摂取し、さまざまな効果をもたらす生体装備。龍魂能力によって制御する。竜の身体ならたいていの場所に装備でき、装火点を必要としない。ギョクガセ属が専門にあつかっており、入手はそれなりに困難。シンリュウ類にしか装備できない。

ミツリュウカダンヒトデ
 最大径40センチの棘皮動物。宿主から吸血して、生体ミサイルを産生する。
属性:火弾
破壊力:12+爆風
射程:200
弾数:無制限。1発ごとにトモガミの生命マイナス2。
誘導値:1D
運用難易度:13
重さ:1
入手難易度:14
価格:200万

ネッセンヒラツメガニ
 甲長50センチの甲殻類様ムシオニ。生体熱線砲として機能する。
属性:電磁
破壊力:5
射程:50
弾数:無制限。1発ごとにトモガミの生命マイナス2。
運用難易度:12
重さ:2
入手難易度:15
価格:290万

リュウモングソクムシ
 体長30センチの節足動物。電磁系攻撃の被弾の直前に、トモガミを中心に、半径20メートルの<擬似竜紋>を展開する。1回、使用すると、戦闘終了後、2時間以上の休息をとらせないと再使用できない。擬似竜紋は、水中でも展開できる。
属性:対電磁
防御力:2D
消費:電磁属性攻撃を被弾するごとにトモガミの生命マイナス4。
重さ:1
入手難易度:15
価格:380万

ヤシャガムシ
 最大径40センチの棘皮動物。宿主から吸血して、高周電磁波交差発生式のヤシャダマ(プラズマ弾)を発射する。水中でも運用できるが、真空中では不可能。
属性:電磁
破壊力:8+爆風
射程:最低10/900
弾数:無制限。1発ごとにトモガミの生命マイナス6。
誘導値:2D
運用難易度:14
重さ:2
入手難易度:16
価格:650万

ゼッカオウ
 絶火王。位相配列電探と、垂直発射型・多連装誘導弾発射機をそなえた対空脅威排除用のムシオニ。航空型モノガミの飽和攻撃に対処するために開発されたものと推定されている。
 小型の電探素子を密集配置したフェイズド・アレイレーダーにより、同時に「トモガミの知×2」個もの対空目標に対し、誘導弾を誘導することができる。そのさい「複数行動」ルールによる不利な修正はいっさい受けない。通常の攻撃のほか、敵から砲撃・空襲・誘導弾攻撃を受けた際にも、敵の攻撃達成値を目標値とした対抗判定を行うことで、迎撃を行うことができる。
 僚騎もこのムシオニを装備している場合、生体無線データリンク・システムにより、僚騎の誘導弾も同一ターンに自分の操作で斉射させることが可能で、濃密な対空防御火網を形成できる。ただし、重量、価格もかなりのもの。帝都防衛万騎隊にのみ配備されている最高級ムシオニである。
属性:対火弾、対空のみ
破壊力:22+爆風
射程:最低300/8000
弾数:無制限。1発ごとにトモガミの生命マイナス2。
誘導値:2D (06.8.17修正)
運用難易度:13
重さ:9
入手難易度:19
備考:マイナス修正なしで一斉発射可能。同種と連動可能。
価格:2000万

トモガミ用装甲
 アラガミ部隊に撃破された下級モノガミの皮膚を加工した有機装甲や、セラミックプレートおよび高硬度鋼などを組み合わせた複合装甲などがある。おもに対火弾兵器用がでまわっており、対電磁装甲は希少。
 装甲の装備には装火点を必要としない。複数の装甲を同時に装備しても、効果は累積しない。その場合、もっとも効果の高い装甲の数値を適用する。
 なお、属性が異なるダメージに対しては、装甲の防御力は0として扱われる。注意せよ。
 入手難易度は、第一種装甲が10、第二種装甲が12、第三種装甲が14である。

第1種装甲11型
 下級モノガミの皮膚装甲を加工して製作した装甲鈑。現代の技術では溶接加工できないため、衝撃に弱い。
属性:対火弾
防御力:1D
重さ:1
価格:100万

第1種装甲21型
 下級モノガミの皮膚装甲を加工して製作した装甲鈑に、衝撃吸収繊維を全面に貼り付けたもの。
属性:対火弾
防御力:1D+2
重さ:2
価格:110万

第2種装甲
 第1種装甲をさらに強化したもの。少し重い。
属性:対火弾
防御力:2D
重さ:3
価格:200万

第2種装甲33型
 第1種装甲をさらに強化、対衝撃防御にも留意された装甲。
属性:対火弾
防御力:2D+1
重さ:3
価格:300万

第3種装甲11型
 廃棄された旧式戦車の複合装甲を流用して作られた。防御力は高いが重さもかなりのもの。
属性:対火弾
防御力:2D+3
重さ:4
価格:400万

第1種気化塗料
 数少ない対電磁装甲。対火弾装甲の上に塗布できる。一度被弾すると効果がなくなる。
属性:対電磁
防御力:1D(使い捨て)
重さ:1
価格:160万

 集中防御方式を採用していないため、従来の装甲より重いし、防御力の期待値も低いが、一定の防御力を示す旧式装甲を紹介する。(06.817修正)


 【旧式装甲】
 入手難易度は、第一種装甲が10、第二種装甲が12、第三種装甲が14である。

 第1種軽甲5型
 下級モノガミの皮膚装甲を加工して製作した装甲鈑。騎体のほぼ全身を覆うが、防御力は低く、弾片防御ていどしか考慮されていない。ファーグニルでいうと軽戦車クラスの装甲鈑である。
属性:対火弾
防御力:2
重さ:2
価格:80万

 第1種中甲2型
 下級モノガミの皮膚装甲を加工して製作した装甲鈑に、衝撃吸収繊維を貼り付けたもの。トモガミの全身を覆い、機銃弾ていどに対しては安定して抗堪できる。同じ級の最新型装甲に比べると重い。
属性:対火弾
防御力:3
重さ:3
価格:90万

 第2種中甲1型
 第1種中甲を、特殊鋼や対弾陶器層などで強化したもの。機関砲の直撃にも抗甚できる。
属性:対火弾
防御力:5
重さ:4
価格:180万

 第2種中甲10型
 中甲としては最大級の防御力をもつ旧式装甲板。第192工廠の意欲作。重い。
属性:対火弾
防御力:6
重さ:5
価格:300万

 第3種重甲10型
 廃棄された旧式戦車の複合装甲を流用して作られた。防御力は高いが重さもかなりのもの。前線で戦う大型トモガミが使用することが多い。これを装備すると、一見してもとのトモガミとは分からないほど、外観が武骨になる。
属性:対火弾
防御力:8
重さ:6
価格:400万

 第三種重甲特1型
 きわめて高い防御力を誇る装甲鈑。これを装備したトモガミは、陸上戦艦のごとき威容を呈する。対地誘導弾の直撃に対してすら抗堪できるため、防御力重視の大型トモガミなどが好んで使用する。第192工廠やガーグ宗王国において一部で人気がある。
属性:対火弾
防御力:10
重さ:9
価格:600万


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清水三毛 2005.8.