三龍戦騎


8−1、キズナ判定

 三龍戦騎RPGでは、すべてのPCは、トモガミと<キズナ判定>をおこなう。トモガミとうまく意思疎通し、信頼関係(キズナ)を強めることが出来るかどうか確認するための判定である。
 トモガミによって結果は異なるが、キズナ判定に成功すると、トモガミとの間に信頼関係が築かれていき、PCにとっても、トモガミにとっても有利な結果が生じる。
 ルール上、キズナ判定に1回成功するたびに、1点の「武魂」という点が与えられ、武魂を一定数ためることで、トモガミの能力が一時的に強化される。
 キズナ判定の成功が、任務の成否の鍵といっても過言ではない。

 ●1、いつキズナ判定を行うか
 原則として、トモガミが

 異環境に移動したとき
 長時間の移動をしたとき
 重労働をしたとき
 戦闘終了時

 に行う。これは代表的なトモガミである恐竜で考えるとわかりやすい。つまり、トモガミである恐竜に、肉体的および精神的な負担をかけた場合、キズナ判定が必要となるのである。
 このほか、

 セッション開始時
 トモガミを制御しなければならないとき

 にもキズナ判定は行われる。前者は、任務を受命していないさいの日常的な整備・飼育がうまくいっているかどうかを確認するために行うものである。
 後者は、トモガミの意思に反する行為をPCが行わせることができたかどうかを確かめるために行う。

 (以下の一文は、二一型で追記。)これは<特殊キズナ判定>といい、失敗した場合には、キズナ判定失敗表は適用されず、PCはトモガミを制御できなかったものとして処理する。なお、特殊キズナ判定についても、成功すれば武魂がたまる。プレイヤーは、キズナ判定を行える機会を積極的に見つけ、GMに対して申告をしていくべきである。

 
 ものすごく空腹の肉食恐竜トモガミの目の前を、美味しそうなカモノハシ竜が歩いている。ここは街中で、そのカモノハシ竜は、もちろん他人のトモガミであるから、殺傷は出来ない。そんなとき、カモノハシ竜に飛びかかろうとするトモガミを抑えるために、キズナ判定を行う。
 これは「特殊キズナ判定」なので、失敗すると、トモガミはカモノハシ竜に襲いかかってしまう結果になる。

 ただ、星覇と天魂は、これ以外の場面でもキズナ判定を行える。詳細は各トモガミの項目を参照のこと。

 ●1−2、生態系
 トモガミの種によっては、環境や生態系(より正確には生物群集という)の変化によってキズナ判定の難易度が増減することがある。とくに生物系のトモガミは、環境の変化による影響を受けやすい。これを表現する情報が、<生態系指標>である。生態系指標は、ふたつの要素で構成される。「年代」と、「環境」である。

 生態系指標(環境)
 主に、生物系トモガミについて用いられる情報。環境区分は以下のとおりで、トモガミの本来生息する「環境」から、→ひとつ異なる環境に移動するごとに、キズナ判定難易度+1。

         砂漠
          ↑
海洋→河川→草原→山岳→極地
     ↓
    森林

 「砂漠」は「草原」から、「森林」は「河川」から枝分かれしている。視聴環境によって見え方が異なるかもしれないので注意されたい。

 生態系指標(年代)
 トモガミが恐竜の場合に用いられる。恐竜の生息年代は以下のとおりで、トモガミの本来生息する「年代」から、→ひとつ異なる年代の地域に移動するごとに、キズナ判定難易度+1。

 ジュラ紀前期→ジュラ紀後期→白亜紀前期→白亜紀後期

 ●1−3、キズナ判定の回数
 キズナ判定の回数は、おおざっぱにシナリオ段階でGMが設定しておくこと。
 キズナ判定に成功すればするほど<武魂>が上昇し、PCとトモガミにとって有利な展開になるので、難しいシナリオではキズナ判定の回数を増やしたほうが良い。すなわち、危険な場所でのアクション、戦闘、(天魂のために)交渉場面を多めに設定しておく。
 逆に、簡単なシナリオでは、そう何回もキズナ判定を行わせる必要はない。
 偶発的な戦闘などでキズナ判定を行うこともあるから事前に確定はできないが、簡単なシナリオなら4回ていど、困難なシナリオなら7回以上が妥当であろう。戦闘や、長距離の移動が多いとキズナ判定の回数が多くなる。PCの側でも、積極的に、アクションに挑んだり、天華法を使ってみたりして、キズナ判定の機会を増やす努力が必要である。
 実際のセッション中、PCが後々苦戦しそうであれば、その前にキズナ判定が必要なイベントを即興で発生させ、武魂を上げさせておくなどの手段も有効である。

 ●2、判定方法
 達成値の算出法は、

 ゲキのキズナ関連能力値+キズナ技能レベル値+2D

 である。この値が、トモガミごとに設定されている<キズナ難易度>以上となれば、判定成功である。キズナ技能については、2−2を参照すること。
 :激しい戦いが終わった。硝煙くすぶる中、アラガミ師がキズナ判定を行う。龍魂3、キズナレベル2(=キズナ判定値5)、トモガミはキズナ難易度12の恐竜である。
 2Dをふった合計は3、5+3=8なので、達成値はキズナ難易度に及ばない。しかも目標値と達成値の差が4点あるため、大失敗(2レベル失敗)である。失敗表をふった結果は7。アラガミ師は、頭からトモガミの嘔吐物をかぶってしまった。トモガミも、戦闘の恐怖で胃をやられたのであろう。

 ●2−2、キズナ技能
 キズナ技能とは、全てのPCが、通常の技能のほかに保有する特殊な技能である。通常の技能欄ではなく、専用のキズナ技能欄に記入する。これは、トモガミと協調するための技術や思いの強さをあらわす技能であり、対象とするトモガミによってキズナ技能の種類も異なる。キズナ判定は、それぞれのトモガミに対応したキズナ技能によって行われる。
 PCは、作成当初、種属ごとに、以下のキズナ技能を取得している。キズナ技能欄にキズナ等級を記入すること。
 アラガミ師:アラガミキズナ(龍魂系技能)
 シンテツ兵:シンテツキズナ(技術系技能)
 星覇:シンニャンキズナ(魅力系 龍魂系技能)←二一型で修正された。
 機刃守:蘇龍機キズナ(知性系技能)
 竜撃士:竜撃甲キズナ(龍魂系技能)
 天魂:天魂キズナ(知性系技能)

 ●2−3、龍魂の呼応
 例外的に、キズナ判定を経ないで武魂が増加する場合がある。強力な<龍魂生物>(マガツなど)がトモガミに戦いを挑んできたり、(危機的な状況で)友軍が武魂を発動させた場合がそれである。そうした場面では、<龍魂>の呼応により、トモガミの戦闘意欲や士気が上昇するためである。
 この場合、キズナ判定を経ずとも、2〜4点以上、各PCの武魂が上昇する。与える武魂の点数は、敵の強さや戦況に応じ、GMが任意に決定すること。状況により、武魂を与えなくてもよい。

 ●2−4、キズナ技能の上昇
 キズナ技能は、PCのレベルアップ時に上昇させることができる。通常の技能の成長とは別個に処理される。詳細は成長ルール参照のこと。

 2−5、残った武魂の処理
 消費されずに残った武魂は、セッション終了時、経験点に変換され、加算される。武魂1点あたり、経験点5点として計算すること。武魂の力に頼らないで冒険をのりきった者には、それだけ多くの成長があるのである。
 2007.12.27.削除

 ●3、判定の効果
 キズナ判定に通常成功すると、<武魂>に+1される。人物管理用紙の「武魂」欄の○を塗りつぶしていくこと。
 判定結果が、2レベル成功以上である場合、レベル数に等しい武魂が与えられる。例えば2レベル成功の場合、2点の武魂が与えられる。

 通常失敗の場合、武魂は上昇しない。とりあえず飼育や整備は、手際は悪かったものの無難にこなしたことになる。2レベル失敗以上の場合、賽ころをふり、トモガミに応じた以下の<失敗表>を適用する。二一型で以下のように修正。
 キズナ判定に失敗した場合、武魂は上昇しない。<キズナ判定失敗表>を適用する。(二一型型版に修正ずみ。2006.8.16.)

 【恐竜キズナ判定・失敗表(恐竜)】
 2Dをふった結果、
2:PCが頭から糞をかぶる、除去に【失敗レベル×10分】かかる。
3:PCがトモガミにどつかれる。ダメージはないが【失敗レベル×10分間】気絶。
4:他のPCがどつかれる。ダメージはないが【失敗レベル×10分間】気絶。
5:周囲のトモガミ【失敗レベル×1体】に嘔吐する。
6:ふまれる。【失敗レベル×3日間】腰痛に苦しむ。
7:突如トモガミが激しく脱糞。PC【失敗レベル×一人】に1を適用。
8:PCが頭から嘔吐物をかぶる、除去に【失敗レベル×20分】、肌が消化液で荒れる。
9:トモガミが足を滑らせて転倒。PCとその付近に居た人物1名がまきこまれ、5分気絶。
10:トモガミが怒り狂い、暴走。部隊全員に2を適用。
11:トモガミが暴走、周囲の物を破壊。PCは所持金【失敗レベル×10万鱗】を損害賠償のため失う。
12:トモガミがエサを食べてくれない。新たなエサ探しに【失敗レベル×1時間】かかる。
自動失敗:トモガミに深刻な疾病が発生した。→恐竜の疾病表へ
2007.12.27.修正

 注:治療判定は、治療技能(対象種を指定すること)によって行う。

【恐竜の疾病表】
1:外部寄生虫。多くはミツリュウジゴクダニの寄生。難易度11の治療判定を行い、成功したら駆除できる。失敗すると生命点が1点減少。 2007.12.27.削除
2:内部寄生虫。多くはナンバンジョウチュウの寄生。難易度12の治療判定を行い、成功したら駆除できる。失敗すると生命点が1点減少。
3:精神疾患(ストレス性)。再度キズナ判定を行い、成功したら治癒。治療に失敗すると武魂−1。
4:重度口内炎。化膿している。難易度9の治療判定を行い、成功したら治癒。治療に失敗すると武魂−1。
5:呼吸器系感染症。難易度12の治療判定を行い、成功したら治癒。失敗すると生命点が2点減少。
6:全身感染症。発熱、嘔吐をともなう。難易度14の治療判定を行い、成功したら治癒。失敗すると生命点が2点減少。
7:消化器系感染症。下痢、食欲不振、嘔吐をともなう。難易度13の治療判定を行い、成功したら治癒。失敗すると生命点が2点減少。
8:栄養失調。生存技能で適切な餌を探す判定(難易度12)を行い、成功したら治癒。失敗すると生命点が1点減少。
9:代謝性骨疾患。8に加え、難易度10の治療判定を行い、双方とも成功したら治癒。一方が失敗したらやり直し。失敗すると生命点が1点減少。
10:卵塞(成熟したメスのみ、それ以外なら振りなおし)。治療判定難易度10、成功したら治癒。失敗すると生命点が1点減少。
11:皮膚疾患。難易度9の治療判定を行い、成功したら治癒。失敗すると生命点が1点減少。
12:消化不良。難易度8の治療判定を行い、成功したら治癒。失敗すると生命点が1点減少。

 注:治療の判定は、1回のキズナ判定につき1回のみ行える。失敗した場合、および8〜12なら生命点が1点減少、表番号5〜7なら2点減少する。自然には治癒しないので、次のキズナ判定で再び治療を試みること。

 【シンテツキズナ判定・失敗表】
2:知覚系に機能障害。【失敗レベル×20分】「知」判定値−2.
3:駆動系に機能障害。【失敗レベル×20分】「動」判定値−2.
4:火器が暴発、周囲の物を破壊。PCは所持金【失敗レベル×20万鱗】を損害賠償のため失う。火器のないトモガミは振りなおし。
5:暴走。PCがどつかれる。ダメージはないが失敗レベル×10分気絶。
6:暴走。他のトモガミ【失敗レベル×1体】を轢く。ダメージはないが、そのトモガミとしばらく険悪な雰囲気になる。
7:PCが感電する。体力難易度10の判定に失敗すると【失敗レベル×10分】気絶。
8:シンテツ細胞が暴走、流動化。トモガミシンテツが灰色のどろどろしたものになり、PCとその付近にいる者【失敗レベル×1名】をのみこむ。【失敗レベル×10】分で元にもどるが精神的ショックは大きい。
9:射出座席誤作動。PCがトモガミから射出される。高度【失敗レベル×50メートル】から落下傘降下。目立つ。
10:警備装置誤作動。PCがワイヤーできつく縛られ、【失敗レベル×1時間】身動きできない。
11:誤って全装甲鈑強制排除。周囲のトモガミ【失敗レベル×1体】に装甲鈑がぶつかる。修理に【失敗レベル×20分】かかる。
12:PCがトモガミの大事な部品をなくしてしまう。さがすのに【失敗レベル×30分】かかる。
自動失敗:トモガミに深刻な損傷が発生した。→シンテツ損傷表へ
2007.12.27.修正
 【シンテツ損傷表】
GMが1Dをふって結果を適用する。1〜3および6はキズナ判定/1時間に成功すれば修復される。4も同様だが、判定難易度+2.5はキズナ判定難易度+3/6時間に成功することで修復される。
1:火器管制装置故障。「知」判定値−1.射撃不能に。
2:装甲板脱落。防御力−2.
3:駆動部形状維持信号に異常パルス発生。球輪(移動機器)が変形し、「動」判定値−2.
4:主機関故障。完全に移動不能に。
5:騎体形状維持信号に異常パルス発生。騎体構造が変形し、ダメージ3/日。
6:通信機器、端末故障。PC、他のトモガミ、外部との意思疎通が全くできなくなる。

 【星覇キズナ判定・失敗表】
2:シンニャンがだだをこねて言うことをきかない。説得に【失敗レベル×5分】かかる。
3:シンニャンがどこかへ行ってしまう。見つけるのに【失敗レベル×20分】浪費。
4:癇癪を起こしたシンニャンが、周囲のPC【失敗レベル×1人】を吹き飛ばす。星覇PC以外10分気絶。
5:おねむの時間。シンニャン全員【失敗レベル×1時間】熟睡。
6:手近なトモガミで爪とぎをはじめる。または手近なトモガミの毛をむしる。
7:粗相をする。
8:手近なPCにへばりついて甘える。
9:シンニャンどうしでケンカを始める。単体の場合、ぐずりはじめる。
10:赤ちゃんはどこから来るのか訊かれる。説得に【失敗レベル×10分】かかる。
11:空想にふけってぼんやりしている。
12:【失敗レベル×1体】の手近なトモガミにかみつく。
自動失敗:シンニャンに疾病が発生。→シンニャン疾病表へ
2007.12.27.修正
 【シンニャン疾病表】
1:伝染性軟属腫。水いぼができる。除去に5分、治療判定難易度9 2007.12.27.削除
2:咽頭結膜熱。発熱と目の充血。治療判定難易度10。治療に失敗するとダメージ1。
3:貧血。治療判定難易度9。失敗すると眠る。
4:三龍熱。ウィルス性の結膜・鼻気管炎。治療難易度11。治療に失敗するとダメージ1。
5:消化不良。治療難易度10
6:下痢。治療難易度9。治療に失敗するとダメージ1。
7:外部寄生虫。多くはシンハノミ。治療難易度11。治療に失敗するとダメージ1。
8:内部寄生虫。多くはシンハカイチュウ。治療難易度12。治療に失敗するとダメージ1。
9:毛玉を嘔吐。食物繊維が足りない。
10:恐竜熱。獣脚類の歯や爪で負傷すると発生する熱病。治療難易度14。治療に失敗するとダメージ2。
11:脱毛症。精神的ストレスによる。キズナ判定を再度おこない、成功すれば治癒。治療に失敗すると武魂−2。
12:恋わずらい。対象はGMが任意に決めること。治療は不可能

 【蘇龍機キズナ判定・失敗表】
 2Dをふった結果、
2:電子装備の配線を誤ってPCが感電する。【失敗レベル×10分】気絶。
3:照準電探(レーダー)誤作動。半径【失敗レベル×10メートル】以内の全員が軽い火傷と頭痛に。
4:装甲板の小片が脱落。友軍PCとそのトモガミ一組が下敷きになる。
5:主砲暴発。【失敗レベル×40万鱗】の他人の財物を破壊、PCは損害賠償責任を負う。
6:駆動系が誤作動。友軍PCのうち【失敗レベル×一人】がふまれる。3日間腰痛。
7:PCが補助ブースター用航空燃料を頭からかぶる。胸焼けがして【失敗レベル×30分】寝込む。
8:整備中、機心宮から降りようとしてPCが転落。コブを出す。
9:安定装置故障。トモガミが転倒。付近の建物等が破壊され、PCは【失敗レベル×50万鱗】を損害賠償として支払う。
10:機関誤作動。熱核ファンジェット排気流を浴びる。PCの鱗(角)がアフロに。
11:弾倉から落ちた機銃弾や誘導弾にPCが埋もれる。
12:整備用ハッチが誤作動、施錠されてPCが騎体内に閉じ込められる。ほかのPCが気づくには「調査」難易度10/5分の判定に成功しなければならない。
自動失敗:トモガミに深刻な機能不良が発生した。→蘇竜機故障表へ
2007.12.27.修正
 【蘇竜機故障表】
 GMが1Dをふって以下の結果を適用する。1〜5は蘇竜機キズナ判定を運用難易度+1で行えば修復できる。6では同修正+2でキズナ判定を行うこと。
1:駆動系損傷。「動」判定値−1.
2:竜紋発生器損傷。竜紋が展開不能に。竜紋発生器を搭載しない蘇竜機では問題なし。
3:知性核(電子装備)損傷。「知」判定値−1。
4:人工筋肉または動力伝送系が損傷。「体」判定値−1。
5:龍魂晶の機能不全。2の効果に加え、全判定値−1。
6:龍魂晶機能停止。トモガミの全機能が停止、行動不能。

 【竜撃甲キズナ判定・失敗表】
 2Dをふった結果、
2:PCの体表の怒根丸が汚い汁を出す。【失敗レベル×1時間】、誰も近寄ってくれない。その間、交渉判定−4。
3:大筒の火器管制回路の故障。仲間のPCひとりが敵に見える幻覚をみる。すぐに幻覚だとわかるものの、【失敗レベル×20分】、調査、索敵は不能。
4:怒根丸の異常成長。【失敗レベル×1時間】の間、体重が2倍になりものすごい肥満体に。その間、交渉判定値−2、「動」判定値−1。
5:大筒が暴発。【失敗レベル×10万鱗】分の他人の財物を破壊、損害賠償として支払う。
6:大筒のゲキ認識回路が機能不良。通常重量になった大筒にPCが潰される。
7:怒根丸による脳侵食。手近な天魂または星覇に欲情して恥ずかしいことをする。
8:大筒の高濃縮伝送液が漏れる。PC【失敗レベル×一人】が爆発にまきこまれ5分気絶。
9:怒根丸の異常活動。いきなり体重が【失敗レベル×10キログラム】減少し、死ぬほど疲労。
10:怒根丸による脳侵食。手近なアラガミ師に欲情して恥ずかしいことをする。
11:怒根丸による運動神経侵食。【失敗レベル×10分】、PCが不必要に高機動力になりうっとうしい。
12:怒根丸による自律神経侵食。不整脈および急性の下痢に襲われる。【失敗レベル×30分】で治る。
自動失敗:トモガミに深刻な機能不良が発生した。→竜撃甲故障表へ


 【竜撃甲異常表】
 GMが1Dをふって結果を適用する。1,3から5はキズナ判定/20分に成功すれば修復される。6も同様だが、1回の判定に半日かかり、難易度+2.
1:火器管制装置故障。知能判定値−1.
2:怒根丸による脳侵食.「戦場の狂気判定」を行うこと。失敗すると永久にPCの「知性」−1.
3:怒根丸が毒素を誤って分泌。PCに1時間ごとにダメージ1.
4:怒甲展開機能が故障。怒甲形態に移行不能に。
5:大筒の生体反応炉が故障。発射不能に。
6:怒根丸の一部が癌化。2日以内に治療しないと1日ごとにPCにダメージ3。

   【天魂キズナ判定・失敗表】
2Dをふった結果、
2:天魂球が重力制御を誤ってPC【失敗レベル×一人】に10Gの加重。対象者は10分気絶。
3:天魂球が誤って花粉を大量放出。【失敗レベル×10メートル】以内の全員が30分ひどいクシャミ。
4:天魂球が誤って糖液を分泌。PCと天魂球にアリがたくさん群がる。
5:PC(天精花)の体の気づきにくい箇所に、昆虫が【失敗レベル×50個】産卵。除去に【失敗レベル×5分】かかる。
6:天魂球が誤って種子を高速射出。友軍トモガミ【失敗レベル×一体】に命中し、5分気絶させる。
7:天魂球が誤って催眠花粉を放出。【失敗レベル×20メートル】以内の全員が体力難易度10の判定を行い、失敗すると眠る。
8:害虫がPCにたかる。1Dをふって1〜2ならカイガラムシ、3〜4ならガの幼虫の群れ、5〜6ならナメクジ。除去に5分。
9:内分泌系異常。PCの全身から新芽がわさわさ生えてくる。正常化に【失敗レベル×10分】。
10:PCの全身から果実が【失敗レベル×1個】転がりでる。食べると体力が2点回復。
11:PCからツルがたくさん伸び、PC【失敗レベル×一人】にからみつく。ほどくのに【失敗レベル×20分】かかる。
12:PCの髪が紅葉してすべて抜ける。正常化に【失敗レベル×1時間】かかる。その間、魅力−2。
自動失敗:トモガミに深刻な疾病が発生した。→天魂疾病表へ
2007.12.27.修正
【天魂疾病表】
 5以外はキズナ判定難易度+1による判定/6時間で治癒する。5は「調査」または「天魂治療」技能難易度11/6時間に成功すれば治療できる。
1、糸状菌感染症。天魂球に病原性のコブができる。天魂球にダメージ1/日。
2、糸状菌感染症。PCの体表に黒い病斑が生じ、腐敗してくる。ダメージ1/日。
3、細菌感染症。赤褐色の病班が生じ、PCの指先や耳などが枯れてくる。魅力−3.
4、ウイルス感染症。PCの身体の一部が変色し、萎縮・変形する。魅力−4.
5、カミキリムシの幼虫がPCの体内を食害する。ダメージ4/日。
6、糸状菌感染症。PCの全身からキノコが生える。ダメージ3/日。

 ●4、武魂とは
 PCとトモガミが協力して戦いや試練に望む際の、協調率、闘志や士気を示す値である。キズナ判定に成功すればするほど、トモガミの信頼が増し、闘争意欲が増していく。このため、PCとトモガミが協力して行う戦闘が容易になる。
 武魂は、セッション終了時に次回に繰りこさない。したがって、セッション開始時は0だが、キズナ判定に成功するたびに、+1される。キズナ判定の成功レベル数が1上がるごとに、加算される武魂も1点増える。
 武魂の上昇による具体的な効果は、トモガミの種によって異なる。詳細は以下のとおり。

 恐竜(シンリュウ類)
 武魂6点を消費し、任意にアラガミに変異することができる。アラガミは高い戦闘能力を持つ龍型の戦闘生物であり、帝国防衛の要である。アラガミの詳細は恐竜データ参照のこと。

 シンテツ
 武魂を消費し、同じ点数分、判定の難易度を低下させるか、自己の判定値に加算することができる。または、攻撃時、クリティカル値(通常は10)を低下させることができる。ただし、攻撃するターンで、攻撃をする前に、この効果を用いることを宣言しなければならない。その攻撃が外れた場合、効果はない。武魂は、攻撃が外れた場合でも消費される。

 シンニャン
 武魂を消費し、強力な連続攻撃<連撃>を繰り出すことができる。武魂1点につき1種のニャンポウ技を自動的に命中する連続技として攻撃に組み込める。

 蘇龍機
 武魂3点を消費し、任意に<暴牙>状態となることができる。蘇竜機の性能が一時的に向上する。戦局に応じて、さまざまな暴牙形態を選択できる。

 竜撃甲
 武魂2点を消費し、任意に竜撃甲を<怒甲>形態へと変化させる。これは全身をおおう生きた強化鎧であり、高速機動によって被弾率が低下する。加えて、竜撃大筒の照準精度が上昇、クリティカル値−2。防御力も若干向上する。

 天魂
 武魂6点を消費し、任意に<樹神>へと変異することができる。このとき、周囲に自分の植物組織が展開され、領域内での天華法の効果が2倍になる。詳細は天魂データ参照のこと。


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清水三毛 2005.7.、06.8.16.修正