三龍戦騎


キャラクター作成

●1、アラガミ師の作成

【1】
 能力値などを決定する。15点を、「体力」「技術」「知性」「魅力」「龍魂」に任意に割り振る。ただし、0以下または6以上の能力値は設定できない。悩んだ場合、5,4,3,2,1を適当にわりふること。
 「生命」「和魂」はともに12+1D。
 「キズナ」レベルは、「アラガミ」レベル1から開始。アラガミ1と記入する。これに龍魂の値を加えたものを、実際にゲーム中使用するキズナ判定値として、()内に記入する。
 「根性」は、和魂抵抗に用いる値である。キャラクターの「知性」「魅力」のいずれか高い方を記入する。

【2】
 出生と遊戯開始時の所持金を決定する。1Dをふり、以下の結果を適用すること。
 1、上級貴族(大司)の娘。所持金1D×200万
 2、中級貴族(中司)の娘。所持金1D×100万
 3、下級貴族(少司)の娘。所持金1D×50万
 4、鬼子。一般市民だが隔世遺伝によりアラガミ師として生まれた。所持金1D×30万。
 5、勢頭または宮司の娘。代々つかえている司がいる。所持金1D×40万。
 6、孤児。戦災などにより親兄弟を知らず、一人で生きてきた。所持金1D×20万。キャラクター作成時に取得できる技能数+1。

【3】
 経歴・関連組織・冒険の目的、これまでに習得している技能を決定する。各項目について1Dの結果を適用すること。
 <経歴>
 これまでにキャラクターが経験した主な職業など。
 1、普通隊。【携行火器(技術)】【銃剣格闘(体力)】【騎乗砲術(知)】取得。
 2、砲術隊。【砲術(知性)】【騎乗砲術(知)】【騎乗索敵(知)】取得。
 3、工設隊。 【爆薬(知性)】【医療(知性)】【生存(知性)】取得。
 4、水雷隊。 【水雷(知性)】【騎乗水雷(知)】【騎乗索敵(知)】取得。
 5、上級龍神司学校。【指揮(知性)】【海上戦術(知性)】【陸上戦術(知性)】取得。
 6、特殊作戦隊。【戦術格闘(体力)】【携行火器(技術)】【騎乗隠密(動)】取得。

 <関連組織>
 これまでにキャラクターが関わったことのある組織や個人。友好的関係とは限らない。
 1、三龍帝国のどこかの領主。再度1Dをふり、1〜2なら大司、3〜4なら中司、5〜6なら少司。決定後、さらに1Dをふり、偶数なら友好的、奇数なら敵対的関係にある。後者なら場合によりその地方の官憲に追われる。
 2、星覇一名。再度1Dをふり、1〜4なら求婚されている、5なら許婚、6なら恋敵。
 3、海棲人一名。再度1Dをふり、1〜4ならカワアガニ、5ならウミアガニ、6ならトオミ。さらに1Dをふり、偶数なら友好的、奇数なら敵対的関係にある。
 4、ガルナス一名。1なら上級貴族のダガン、2〜3なら中級貴族ダガン、4〜6はメイ。さらに1Dをふり1が出たら敵対的、それ以外なら友好的関係。
 5、シンテツ兵。1〜2なら頼れる先輩・父親的存在・兄貴分、3〜4なら友達、5〜6なら後輩・弟分。
 6、地元の<至星連絡会>支部。1Dをふり1なら敵対的、それ以外なら友好的関係。

 <冒険の目的>
 1、真に理解しあえる戦友を見つける。
 2、何かを達成したい。
 3、強い敵と戦いたい。
 4、何かを倒したい。あるいは超えたい。
 5、マガツ或いはゲドウ操りとなってしまった誰かを助けたい。
 6、名所旧跡、戦跡めぐり。好奇心を満たしたい。


【4】
 トモガミを決定する。以下の【初期トモガミ】のうちいずれか一種を選択し、諸元を管理用紙に記入する。ゲキの能力値を、それぞれ対応するトモガミの能力値と平均した(足して2で割った)「トモガミ判定値」も算出して記入する。
 「体」はゲキの「体力」、「動」はゲキの「技術」、「知」はゲキの「知性」に対応している。それぞれの平均値が、ゲーム中で用いられる「トモガミ判定値」となる。
 トモガミとともに行動する場合はこのトモガミ判定値が使用されるので、遊戯中は、ほとんどこの値により判定することになる。
 【獣脚類】
 タッキリュウ
 ミツノサムライリュウ
 オオトウゾクリュウ
 イダテン
 ヒメテイリュウ

 【竜脚類】
 コブオナガ
 イワオナガ

 【剣竜類】
 コブトゲガゼ

 【鳥竜類】
 ケヅメカモリュウ

 【堅頭竜類】
 クワガタケントウリュウ

 【角竜類】
 ヒメエリツノリュウ

【5】
 技能を決定する。ゲキ技能、トモガミ技能を、それぞれ2点分づつ、合計4点取得する。従来の技能を伸ばしたり、ひとつの技能を伸ばしてもよい。選択に悩んだら、とりあえず、既に取得している技能を成長させるのが無難であろう。

【6】
 ゲキの装備を決定する。装備一覧から選ぶこと。<出生>が1〜3および5なら突撃銃1、4なら短機関銃1、6なら拳銃1を所持している。それぞれ予備弾倉1を所持。防具は、<出生>6なら「軽抗弾服」、それ以外なら「二式抗弾具足」となる。

【7】
 トモガミの装備を決定する。重さ4までの火器一門、重さ3までの装甲をそれぞれ一種のみ、最初から所持しているものとして装備できる。このほかの装備を使いたい場合、所持金を消費して購入すること。

【8】
 名前を決定する。性別は女性のみである。年齢は10〜15歳の範囲で決定すること。名前は、微妙に沖縄風かつ和風で、漢字表記である。日本語同様、姓名の順に表記する。
 以下の表で名前を決定してもよい。まず1Dをふって、偶数が出たら表1で、奇数なら表2で、2Dを2回ふって決定。
 名前表1
(出目)(姓)
渡名喜(となき)
豊見(とみ)
牙和志(がわし)
辰波(たっぱ)
喜手志(かでし)
安里(あさと)
鱗原(りばる)
龍轟(たつごう)
10安波(あは)
11銘刈(めかる)
12南風波(はえば)
(出目)(名)
ムツキ
モミ
アザミ
ヒリュウ
アオバ
テンリュウ
シマカゼ
チトセ
10フブキ
11ナガラ
12ユラ

 名前表2
(出目)(姓)
嘴爪(はしづめ)
比嘉巻(ひがまき)
天雅(てんが)
赤城(あかぎ)
鬼武神(きぶかん)
マーシュ
徐(じょ)
南雲(なぐも)
10バッカー
11八波(やなみ)
12金剛(こんごう)
(出目)(名)
ウズリ
イサリ
ヤトノ
サリュウ
ナツカ
セイ
リショウ
アミテ
10ヤボシ
11シンバ
12キンガ
 「身分」はアラガミ師、「階級」は六等小根(ろくとうさに)から開始する。
 「国籍」は三龍帝国、「種属」は三龍帝国人(地球系人種)。「言語」は、特に交渉技能を取得していない場合は、共通語と記入しておく。三龍帝国語は、共榮圏の共通語である。
 「等級」はいわゆるキャラクターのレベルのことで、最初は1である。

  【9】
 このほか、性格、趣味、信念などを決めて管理用紙に記入しておくと、キャラクターが個性的になってよいだろう。基本的には、アラガミ師は地球系人種の少女であるから、他種族と比べて演じやすい。ただ、少女といえども彼女たちは、誇り高き帝国軍人であり、武人らしい発言、行動をとることが多い。捕虜を拷問するような残忍な行為や、卑劣な行為は行わない。また、弱者を守り、異種族間の争いを調停するのもアラガミ師の役割である。
 このほか、麻薬密輸組織や、ファーグニルの恐竜密猟組織などの鎮圧をおこなうこともある。警察官的な面もあるといえる。生態系保全の意味から、環境破壊を行うファーグニル企業と交渉したり、取り締まりを行うこともあり、任務内容は幅広い。演じる際は、自分の専門分野を決めておくとよいだろう。
 なお、アラガミ師の場合、トモガミによって性格がある程度方向づけられる。たとえば、テイリュウやタッキリュウ系ゲキで陰湿な性格の者はほとんどいない。前線に立つのを好む快活なアラガミ師が多い。

 ●カワアガニの作成
【1】
 能力値などを決定する。
 種属修正
 「体力」+1、「知性」−1

 種属修正をふまえた上で、15点を、「体力」「技術」「知性」「魅力」「龍魂」に任意に割り振る。ただし、0以下の能力値は設定できないので、あらかじめ種属修正値を見こして配点すること。なお、能力値の最大値は5であるが、種属修正の結果に限り、6とすることも認められる。
 「生命」は14+1D、「和魂」は9+1D。
 「キズナ」レベルは、「アラガミ」レベル1から開始。アラガミ1と記入する。これに龍魂の値を加えたものを、実際にゲーム中使用するキズナ判定値として、()内に記入する。
 「根性」は、和魂抵抗に用いる値である。キャラクターの「知性」「魅力」のいずれか高い方を記入する。

【2】
 出生と遊戯開始時の所持金を決定する。1Dをふり、以下の結果を適用すること。
 1、大商人の娘。所持金1D×200万
 2、並の商人の娘。所持金1D×100万
 3、運輸業者の娘。所持金1D×50万
 4、定住養殖業者、または守り部(護衛業者)の娘。所持金1D×50万。
 5、沈没船などの引揚げ業者の娘。所持金1D×40万。
 6、孤児。戦災などにより親兄弟を知らず、一人で生きてきた。所持金1D×10万。キャラクター作成時に取得できる技能数+3。

 参考:
 出生が商人の場合、PCの家系で扱ってきた商品を決定してもよい。1Dをふり、1〜2なら水産物、3〜4なら生活雑貨、5〜6なら各種属の特産品や兵器。なお、PCはウツロヒ中の身なので、商品を携行しているわけではないが、商売相手が見つかったら、親などに連絡してやると喜ばれる。GMは、場合によりPCに報酬(1D×5万リンほど)を与えても良い。

【3】
 経歴・関連組織・冒険の目的、これまでに習得している技能を決定する。【2】で決定した「出生」にもとづき、下記技能を習得する。
 <経歴>
 これまでにキャラクターが経験した主な職業など。
 1、出生1。【ウミアガニ交渉(知性)】【アガニ式商売(魅力)】【カワアガニの自信(魅力)】
 2、出生2。【ウミアガニ交渉(知性)】【星覇挑発(魅力)】【水生生物知識(知性)】
 3、出生3。 【アガニ式商売(魅力)】【運輸業界(知性)】【水上運輸(技術)】
 4、出生4。 【アガニ式養殖業(知性)】【水上建築(知性)】【水の眷属(魅力)】
 5、出生5。【騎乗水雷(知)】【音波探信(知)】【音響定位(知性)】
 6、出生6。【諸国の噂(魅力)】【携行火器(技術)】【水中隠密(動)】

 <関連組織>
 これまでにキャラクターが関わったことのある組織や個人。友好的関係とは限らない。
 1、三龍帝国のどこかの領主。再度1Dをふり、1〜2なら大司、3〜4なら中司、5〜6なら少司。決定後、さらに1Dをふり、偶数なら友好的(PCの家系の代々のお得意先)、奇数なら敵対的関係にある。後者なら場合によりその地方の官憲に追われる。
 2、星覇一名。再度2Dをふり、2〜10なら敵対、11なら友人、12なら種属と性別を超えた恋人。
 3、海棲人一名。再度1Dをふり、1〜4ならカワアガニ、5ならウミアガニ、6ならトオミ。さらに1Dをふり、偶数なら友好的、奇数なら敵対的関係にある。
 4、ガルナス一名。1なら上級貴族のダガン、2〜3なら中級貴族ダガン、4〜6はメイ。さらに1Dをふり1が出たら敵対的、それ以外なら友好的関係。
 5、シンテツ兵。1〜2ならお得意先、3〜4なら顔見知りの客、5〜6なら商売以外での知り合い・友人。
 6、地元の<至星連絡会>支部。1Dをふり1なら敵対的、それ以外なら友好的関係。

 <冒険の目的>
 1、アマミツヨ一の商人になる。
 2、皇族や上級貴族御用達の一流業者を目指す。
 3、お金を貯める。
 4、何かを倒したい。あるいは超えたい。
 5、マガツ或いはゲドウ操りとなってしまった誰かを助けたい。
 6、大海原を冒険したい。

【4】
 トモガミを決定する。以下の【初期トモガミ】のうちいずれか一種を選択し、諸元を管理用紙に記入する。ゲキの能力値を、それぞれ対応するトモガミの能力値と平均した(足して2で割った)「トモガミ判定値」も算出して記入する。「体」はゲキの「体力」、「動」はゲキの「技術」、「知」はゲキの「知性」に対応している。それぞれの平均値が、ゲーム中で用いられる「トモガミ判定値」となる。
 トモガミとともに行動する場合はこのトモガミ判定値が使用されるので、遊戯中は、ほとんどこの値により判定することになる。
 【鎧竜類】
 ムカシヒメヨロイ
 マルコブヨロイ

 【ジゴクカミツキガメ類】
 ジゴクカミツキガメ

 【ワニ類】
 タッキオオワニ

【5】
 技能を決定する。ゲキ技能、トモガミ技能を、それぞれ2点づつ、合計4点取得してよい。従来の技能を伸ばしたり、ひとつの技能を伸ばしてもよい。選択に悩んだら、とりあえず、既に取得している技能を成長させるのが無難であろう。

【6】
 ゲキの装備を決定する。装備一覧から選ぶこと。<出生>が1〜5なら短機関銃1、6なら拳銃1を所持している。それぞれ予備弾倉1を所持。防具は、<出生>6なら「軽抗弾服」、それ以外なら「二式抗弾具足」となる。

【7】
 トモガミの装備を決定する。重さ4までの火器一門、重さ3までの装甲をそれぞれ一種のみ、最初から所持しているものとして装備できる。このほかの装備を使いたい場合、所持金を消費して購入すること。

【8】
 名前を決定する。性別は女性のみである。年齢は10代〜20代前半の範囲で決定すること。迷ったら10歳+2D才とする。
 名前は、サ行・カ行・ラ行などの、鋭い語感の音節の繰り返しで構成される単一の単語である。濁音や半濁音は含まない。名前の前後には超音波音節が含まれるが、残念ながらこれはロールプレイできないので、*や△などの記号で適当に表記しておく。商売用の通称として、三龍帝国語の姓名を勝手に名乗っている者もいる。
 以下の表で名前を決定してもよい。2Dをふり、まず名前前半の音を決定。その音を【1D÷2、端数切捨て、最低1】回分、表記する。次に、また2Dで名前後半の音を決定。これは繰り返さなくても良い。最後に、超音波発音部分を名前の前か後に追加すること。
 名前表
(出目)(名前前半)
10
11
12
(出目)(名前後半)
キュッキュ
チャッチャ
リリケ
チェットト
カッチェカ
テッテ
リックク
モキュキュ
10セセレ
11チェレレ
12ケッテテ
 「身分」はカワアガニ、「階級」は、戦友にアラガミ師がいて、彼女に雇われるなら軍人扱いになるので六等小根(ろくとうさに)から開始、そうでないなら、特に記入しない。軍に雇われないなら、ウツロヒ宿で適当な仕事を受けたり、傭兵として生活費を稼ぐことが多くなる。
 「国籍」は「なし」、「種属」はカワアガニ。「言語」は、特に交渉技能を取得していない場合は、アガニ語・共通語と記入しておく。
 「等級」はいわゆるキャラクターのレベルのことで、最初は1である。

  【9】
 このほか、性格、趣味、信念などを決めて管理用紙に記入しておくと、キャラクターが個性的になってよいだろう。カワアガニは、たいていの者が商魂たくましく、将来に備えて客を見つけようとしたり、雑務を引き受けてお金を稼ぐことに夢中である。個人主義的で、(商売に差し支えない範囲で)義理、人情、恋愛感情といったものは無視しがちだ。
 生物学的な理由で、陸上人種の言語は正確に発音できないため、多少、訛りがあるロールプレイを行うとカワアガニらしい。

 ●天魂の作成
【1】
 能力値などを決定する。
 種属修正
 「体力」−2、「知性」+1、「魅力」+1

 種属修正をふまえた上で、15点を、「体力」「技術」「知性」「魅力」「龍魂」に任意に割り振る。ただし、0以下の能力値は設定できないので、あらかじめ種属修正値を見越して配点すること。なお、能力値の最大値は5であるが、種属修正の結果に限り、6とすることも認められる。
 「生命」は9+1D、「和魂」は14+2D。
 「キズナ」レベルは、「天魂」レベル1から開始。天魂1と記入する。これに「知性」の値を加えたものを、実際にゲーム中使用するキズナ判定値として、()内に記入する。
 「根性」は、和魂抵抗に用いる値である。キャラクターの「知性」を記入する。

【2】
 出生と遊戯開始時の所持金を決定する。1Dをふり、以下の結果を適用すること。
 1、地上に根付いた大資産家・大規模政治団体の家系の子株。所持金1D×200万
 2、地上に根付いた金融業者・中規模政治団体・研究者の家系の子株。所持金1D×100万
 3、高間ガ華。地上に降りてきたばかり。所持金1D×60万
 4、志星連絡会の幹部の子株。所持金1D×300万。
 5、ガルナス貴族お抱え家系の子株。所持金1D×300万。キャラクター作成時に取得できる魅力技能+2.
 6、至星連絡会の末端構成員家系の子株。所持金1D×40万。キャラクター作成時に取得できる技能数+3。

【3】
 経歴・関連組織・冒険の目的、これまでに習得している技能を決定する。【2】で決定した「出生」にもとづき、下記技能を習得する。
 <経歴>
 これまでにキャラクターが経験した主な職業など。
 1、出生1。【金融(知性)】【政治屋(知性)】【天魂の嘲笑(魅力)】
 2、出生2。【政治屋(知性)】【天魂の諭し(魅力)】【天華法/治癒系(知)】
 3、出生3。 【天華法/環境系(知)】【天華法/支援・妨害系(知)】【天華法/治癒系(知)】
 4、出生4。 【星界への道(魅力)】【星界の伝説(知性)】【天航船(知性)】
 5、出生5。【天魂の諭し(魅力)】【天魂の嘲笑(魅力)】【地上人への愛(魅力)】
 6、出生6。【戦術支援(知)】【鋭いツッコミ(知)】【おしゃれ(技術)】

 <関連組織>
 これまでにキャラクターが関わったことのある組織や個人。友好的関係とは限らない。
 1、三龍帝国のどこかの領主。再度1Dをふり、1〜2なら大司、3〜4なら中司、5〜6なら少司。決定後、さらに1Dをふり、1〜5なら友好的、6なら敵対的関係。後者の場合、キャラクターはファーグニル連合の有力航空宇宙企業の構成員に情報網をもつ。
 2、星覇一名。再度1Dをふり、1〜4なら求婚されている、5なら許婚、6なら恋敵。
 3、海棲人一名。再度1Dをふり、1〜4ならカワアガニ、5ならウミアガニ、6ならトオミ。友好的。
 4、ガルナス一名。1Dをふって1なら上級貴族のダガン、2〜6なら中級貴族ダガン。友好的関係(というか支配的?)。
 5、シンテツ兵。1〜5なら知り合いまたは友人、6なら上級シンテツとコネがある。
 6、<至星連絡会>構成員。1Dをふり1〜3なら末端構成員、4〜5なら地方支部長、6なら上級幹部。再度1Dをふり、1〜5なら彼女らと友好的、6なら敵対的。

 <冒険の目的>
 1、情報網、政治工作網の充実。
 2、自分の親株または自分の社会的評価の向上。
 3、お金を貯める。
 4、何かを達成したい。あるいは超えたい。
 5、困っている地上人を助けたい。
 6、手段を選ばず、星界をめざす。

【4】
 トモガミを決定する。以下の【初期トモガミ】のうちいずれか一種を選択し、諸元を管理用紙に記入する。ゲキの能力値を、それぞれ対応するトモガミの能力値と平均した(足して2で割った)「トモガミ判定値」も算出して記入する。「体」はゲキの「体力」、「動」はゲキの「技術」、「知」はゲキの「知性」に対応している。それぞれの平均値が、ゲーム中で用いられる「トモガミ判定値」となる。
 トモガミとともに行動する場合はこのトモガミ判定値が使用されるので、遊戯中は、ほとんどこの値により判定することになる。

 雪華
 蓮縄
 曇葉

【5】
 技能を決定する。ゲキ技能、トモガミ技能を、それぞれ2点づつ、合計4点取得してよい。従来の技能をのばしたり、ひとつの技能を伸ばしてもよい。選択に悩んだら、とりあえず、既に取得している技能を成長させるのが無難であろう。

【6】
 ゲキ(天精花)の装備を決定する。武器はもたないか、護身用の拳銃まで。防具は、出生が3ならなし、それ以外なら「軽抗弾服」。それ以上の防具を装備すると、対天魂交渉で−3。戦いのための武具をまとうのは天魂にとって良いこととされない。

【7】
 トモガミ(天魂球)の装備を決定する。火器はもたないか、重さ1のものまで。重さ2までの装甲を一種のみ、最初から所持しているものとして装備できる。このほかの装備を使いたい場合、所持金を消費して購入すること。火器を装備すると、対天魂交渉で−6の修正を受ける。

【8】
 ゲキの性別(外観)は女性のみだが、レベルアップ時に性別(外観)を変更できる。外見年齢は5〜10歳の範囲で決定すること。実際の年齢は、同年代のアラガミ師の10倍である。例えば株分け後(誕生後)、130歳を迎えた天魂は、アラガミ師でいえばまだ13歳である。ゲキの身長は40〜50cm程度で、一見すると愛らしい人形のように見える。
 レベルアップ時に、上下5歳以内で外見年齢も変更してよい。
 名前は、和風で、必ず日本の伝統色や、気象関連の名をもりこんだ漢字表記である。姓名の区別は無く、一単語である。文字数は2Dで、一般に長くなるので、別にあだ名をもつことが多い。
 あだ名も、上品で古風な、和風の名詞が好まれる傾向にあるが、本人が望まなくとも周囲からくだけたあだ名をつけられることが多い。

 参考
 出生1〜2なら、退紅(あらぞめ)、緋褪(ひさめ)、など赤系統。
 4〜5なら、藍海松茶(あいみるちゃ)、水浅葱(みずあさぎ)、など、青系統。
 6なら、竜胆(りんどう)、深紫(こきむらさき)、など紫系統の漢字を含む名前になる。色名の全ての漢字を使わなくてもよい。
 名前例:水初雪(同僚の星覇に勝手に付けられたあだ名:みーこ)、緋秋雲水怜(ひしゅううんすいれい。同僚のアラガミ師に勝手に付けられたあだ名:ひーちゃん)

 以下の表を参考にしてもよい。出生1〜2なら表1、出生4〜5なら表2、出生6なら表3で2Dをふり、その漢字と、他の任意の漢字を適当につなげて、2D字の名前とすること。
 天魂名前表
(出目)(表1)
紅梅(こうばい)
退紅(あらぞめ)
緋褪(ひさめ)
鴇(とき)
韓紅花(からくれない)
桜鼠(さくらねずみ)
長春(ちょうしゅん)
深緋(こきあけ)
10蘇芳香(すおうこう)
11石竹(いしたけ)
12桃(もも)
(出目)(表2)
藍海松茶(あいみるちゃ)
水浅葱(みずあさぎ)
青磁(せいじ)
青碧(せいへき)
黒橡(くろつるばみ)
錆鉄御納戸(さびてつおなんど)
青鈍(あおにび)
瓶覗(かめのぞき)
10浅葱(あさぎ)
11瑠璃(るり)
12千草(ちぐさ)
(出目)(表3)
竜胆(りんどう)
深紫(こきむらさき)
紫根(しこん)
蒲萄(えびぞめ)
淡蒲萄(うすえび)
牡丹(ぼたん)
蘇芳(すおう)
黒紅(くろべに)
10桔梗(ききょう)
11藤紫(ふじむらさき)
12紫苑(しおん)

 「身分」は天魂、「階級」は、戦友にアラガミ師がいて、彼女に雇われるなら軍人扱いになるので六等小根(ろくとうさに)から開始、そうでないなら、特に記入しない。軍に雇われないなら、ウツロヒ宿で適当な仕事を受けて生活費を稼ぐことが多くなる。
 「国籍」は「なし」、「種属」は天魂。「言語」は、特に交渉技能を取得していない場合は、天魂語・共通語と記入しておく。
 「等級」はいわゆるキャラクターのレベルのことで、最初は1である。

  【9】
 このほか、性格、趣味、信念などを決めて管理用紙に記入しておくと、キャラクターが個性的になってよいだろう。天魂は、ほとんどが上品でマイペースである。また、宇宙に対して強い関心をもっている。
 一方で、生命力にあふれて活気のある地上種属に憧れめいた感情を有している天魂も多く、冷めたような、あるいは丁寧で感情を抑えた口調の裏腹に、地上種属へのそうした感情をこめられると天魂らしい。単なる高飛車、冷淡な性格にならないよう注意すること。
 天魂は、恋愛や家族間の情愛といった感情はもたない。しかし、それらを研究し、理解することに熱心である。
 ロールプレイとしては、丁寧語や古語を使うと天魂らしくなる。

●星覇の作成
【1】
 能力値などを決定する。
 種属修正
 体力+1、魅力+1、知性−2

 種属修正をふまえた上で、15点を、「体力」「技術」「知性」「魅力」「龍魂」に任意に割り振る。ただし、0以下の能力値は設定できないので、あらかじめ種属修正値を見こして配点すること。なお、能力値の最大値は5であるが、種属修正の結果に限り、6とすることも認められる。
 「生命」は14+2D、「和魂」は12+1D。
 「キズナ」レベルは、「星娘」レベル1から開始。星娘1と記入する。これに龍魂の値を加えたものを、実際にゲーム中使用するキズナ判定値として、()内に記入する。
 「根性」は、和魂抵抗に用いる値である。キャラクターの「知性」「魅力」のいずれか高い方を記入する。

【2】
 出生と遊戯開始時の所持金を決定する。1Dをふり、以下の結果を適用すること。
 1、大群長(おおむれおさ)の娘。所持金1D×20万
 2、群長の娘。所持金1D×10万
 3、大子守(おおこもり)の娘。所持金1D×5万
 4、異国の片親をもつ一般民。所持金1D×10万。
 5、物売りの娘。所持金1D×30万。
 6、森爪(もりのつめ)の娘。所持金1D×5万。

【3】
 経歴・関連組織・冒険の目的、これまでに習得している技能を決定する。各項目について1Dの結果を適用すること。
 <経歴>
 これまでにキャラクターが経験した主な職業など。
 1、子守部。【森の暮らし(技術)】【愛の歌(技術)】【超育児(魅力)】
 2、物売り。 【愛の秘儀(技術)】【そら涙(魅力)】【色仕掛け(魅力)】
 3、森爪。【森の守護者(魅力)】【守護者の誇り(魅力)】【三次元白兵戦(体力)】
 4、マクガン飼い、または物運び。【オオマクガン騎乗(技術)】【陸上運動(体力)】【騎乗運動(動)】
 5、習小屋(ならいごや)の教師。【神事(魅力)】【社交(魅力)】【癒しの口づけ(体力)】
 6、舞姫。【弾丸回避(動)】【やまねこおどり(動)】【神事(魅力)】

 <関連組織>
 これまでにキャラクターが関わったことのある組織や個人。友好的関係とは限らない。
 1、アラガミ師。再度1Dをふり、1〜4ならウツロヒ中の若い娘、5〜6なら少司以上の貴族。こちらから求婚している、または思いを寄せている。1Dをふり偶数なら、相手も好意をもっている。
 2、星覇一名。再度1Dをふり、1〜3なら友達、4〜5なら婚約者、6なら自分が産んだ娘。6の場合、2Dをふってその人数を決定すること。年齢はそれぞれ1Dをふって決定する。生活費は二倍になる。
 3、海棲人一名。再度1Dをふり、1〜4ならカワアガニ、5〜6ならウミアガニ。さらに2Dをふり、12の場合は(周囲から認められていない)恋人同士、それ以外なら敵対的関係にある。
 4、ガルナス一名。1なら上級貴族のダガン、2〜3なら中級貴族ダガン、4〜6はメイ。さらに1Dをふり1が出たら敵対的、それ以外なら恋人または友人。
 5、シンテツ兵。1〜3なら友人、5〜6なら恋人。
 6、地元の天魂。1Dをふり1〜4ならウツロヒ中、5〜6なら<志星連絡会>地方支部の幹部級天魂。1Dをふり1なら敵対的、それ以外なら友人または恋人。

 <冒険の目的>
 1、真に愛しあえる配偶者(なるべく女性)を見つける。
 2、異種属の恋人を見つける。
 3、故郷の森を守るための学問や法知識を習得したい。
 4、新しい恋人または配偶者を見つける。
 5、舞い、楽曲、詩作りのネタ探し。
 6、美味しいものや珍しいものを食べたい。

【4】
 トモガミを決定する。以下の星娘のうちいずれか一種を選択し、諸元を管理用紙に記入する。トモガミ判定値も算出しておく。「体」はゲキの「体力」、「動」はゲキの「技術」、「知」はゲキの「知性」に対応している。それぞれの平均値が、ゲーム中で用いられる「トモガミ判定値」となる。

 【格闘系】
 向日葵

 【支援系】
 山茶花

 【知性系】
 薊(あざみ)

 【射撃系】
 菖蒲(あやめ)

【5】
 技能を決定する。ゲキ技能、トモガミ技能を、それぞれ2点づつ、合計4点取得してよい。従来の技能をのばしたり、ひとつの技能を伸ばしてもよい。選択に悩んだら、とりあえず、既に取得している技能を成長させるのが無難であろう。ただし、星覇は、「知性」系技能は取得できない点に注意。これはレベルアップ時も同様である。

【6】
 ゲキの装備を決定する。星覇は、ゲキも、トモガミ同様の「対徹甲ダメージ防御力」を有する。ゲキの攻撃力も恐竜などに匹敵し、「徹甲値」ダメージとして扱う。ゲキ、トモガミ、いずれも重さ2までの装甲を装備できる。なお、設定としては、同級の装甲に匹敵する抗弾体毛を有するという解釈である。
 星覇の戦闘様式は生身での白兵戦を旨とするため、武器は装備しない。また、星覇は複雑な武器は扱えないため、銃器をあつかう場合、難易度+6の修正が加えられる。

【7】
 トモガミの装備を決定する。6で決定したものと同じ装備である。このほかの装備を使いたい場合、所持金を消費して購入すること。

【8】
 名前、性別を決定する。性別は女性のみである。年齢は、13歳〜18歳の範囲で決定すること。迷った場合、12+1D歳とする。
 名前は、中華風に、漢字の組み合わせで決定すること。自然現象など、美しい印象の字が好まれる。氏名の順で表記されるが、名前だけの場合もある。文字数は2〜5字程度。
 以下の名前表で決定してもよい。2Dを2回ふり、姓名を決定すること。
 名前表
(出目)(姓)
10
11
12
(出目)(名)
10
11
12
 「身分」は【3】<経歴>で決定した職業、「階級」は、星覇はどうせ覚えられないので「なし」。星覇もアラガミ師とともに軍の仕事を請け負うことがあるが、軍と契約しないなら、ウツロヒ宿で適当な仕事を受けて生活費を稼ぐことが多くなる。
 「国籍」は「星覇王国」、「種属」は星覇。「言語」は、特に交渉技能を取得していない場合は、星覇語・共通語(会話のみ)と記入しておく。
 「等級」はいわゆるキャラクターのレベルのことで、最初は1である。

【9】
 このほか、性格、趣味、信念などを決めて管理用紙に記入しておくと、キャラクターが個性的になってよいだろう。天魂は、ほとんどが野生的で、暢気に日々を過ごしている。また、(性別を問わない)恋愛や、配偶者探しに強い関心をもっている。踊り、歌、物語といった創作を愛する一面もある。総じて、単純で陽気な種属である。
 ウツロヒにでる第一の目的は、配偶者探しであって、アラガミ師や天魂のような気負いはない。しかし、生息地である紅樹林(マングローブ林)を破壊する者にたいしては、森の守護者として、敢然と戦いを挑む。
 好奇心が旺盛なので、事件にまきこまれやすい。その際も、複雑な人物関係や学問的背景は理解できないため、力押しや色仕掛けによる解決を好む。
 演技としては、「星覇訛り」を表現するとよい。1Dをふり、台詞に以下の語尾をつけること。GMや遊戯者が望まない場合は、語尾をつけなくてもよい。また、語尾をつける場合でも、場面にふさわしくない場合は、これをつけないで演技してもよい。
 1、「なのじゃ」
 2、「にゃ」
 3、「にゅ」
 4、「にょ」
 5、「みゃ」
 6、「みゅ」

●機刃守の作成
【1】
 能力値などを決定する。
 種属修正
 体力−1、技術+1、知性+1
 種属修正をふまえた上で、15点を、「体力」「技術」「知性」「魅力」「龍魂」に任意に割り振る。ただし、0以下の能力値は設定できないので、あらかじめ種属修正値を見こして配点すること。なお、能力値の最大値は5であるが、種属修正の結果に限り、6とすることも認められる。
 「生命」は10+2D、「和魂」は12+1D。
 「キズナ」レベルは、「蘇竜機」レベル1から開始。蘇龍機1と記入する。これに「知性」の値を加えたものを、実際にゲーム中使用するキズナ判定値として、()内に記入する。  「根性」は、和魂抵抗に用いる値である。キャラクターの「知性」「魅力」のいずれか高い方を記入する。

【2】
 出生と遊戯開始時の所持金を決定する。1Dをふり、以下の結果を適用すること。
 1、牙牙王の子供。所持金1D×150万
 2、牙王の子供。所持金1D×100万
 3、機刃長の子供。所持金1D×50万
 4、牙信徒(一般市民)の家系。所持金1D×40万
 5、機刃匠の子供。所持金1D×30万
 6、機刃手の子供。所持金1D×50万

【3】
 経歴・関連組織・冒険の目的、これまでに習得している技能を決定する。各項目について1Dの結果を適用すること。
 <経歴>
 これまでにキャラクターが経験した主な職業など。
 1、牙信徒。【技術屋根性(体力)】【万能整備(技術)】【機刃守の直感(知性)】
 2、 丁稚。【泥縄修理(体力)】【星界考古学(知性)】【星覇萌え(魅力)】
 3、機刃守見習い。【龍魂晶(技術)】【戦史愛好(知性)】【同業の連帯感(魅力)】
 4、牙洞院事務員。【ガーグ神学解釈(知性)】【星覇萌え(魅力)】【龍王の教え(魅力)】
 5、遺跡荒し・傭兵。【携行火器(技術)】【隠密(技術)】【星界考古学(知性)】
 6、ハグレ機刃守(牙洞院に属さない独立機刃衆の構成員)。【携行火器(技術)】【撃墜王の誇り(魅力)】【高機動射撃(知)】

 <関連組織>
 これまでにキャラクターが関わったことのある組織や個人。友好的関係とは限らない。
 1、アラガミ師。再度1Dをふり、1〜5ならウツロヒ中の若い娘、6なら少司以上の貴族。1Dをふり偶数なら、相手も好意をもっている。
 2、星覇一名。再度1Dをふり、1〜3なら友達、4〜6なら憧れの人(高嶺の花で、1D人の恋敵がいる)。
 3、海棲人一名。再度1Dをふり、1〜4なら若いカワアガニ、5〜6なら年経た豪商など社会的地位の高いカワアガニ。
 4、ガルナス一名。1〜2ならダガン平民、3ならダガン貴族。4なら有力な古式機刃衆に属している見習いメイ、5なら新興の実力派機刃長、6なら牙王(地方牙洞院の長)。さらに1Dをふり1が出たら敵対的、それ以外なら友好的。
 5、シンテツ兵。1〜3なら友人、5〜6なら知り合いまたは仕事仲間。
 6、地元の天魂。1Dをふり1〜5ならウツロヒ中、6なら<志星連絡会>地方支部の幹部級天魂。1Dをふり1なら敵対的、それ以外なら友人または仕事仲間。

 <冒険の目的>
 1、なるべく多くの敵と戦って強くなり、ステキな星覇と知りあう。
 2、自分の蘇龍機に最適の改造仕様を見極める。
 3、なるべく多くの信者を集める。(100人集めるごとに院より1D10万リンの援助金が支給される)
 4、遺跡から、究極の<龍王機>を発掘する。
 5、自分の蘇龍機が最強であることを証明したい。
 6、資金と信者と仲間を集め、自分の機刃衆を立ち上げたい。

【4】
 トモガミを決定する。以下の蘇龍機のうちいずれか一種を選択し、諸元を管理用紙に記入する。トモガミ判定値も算出しておく。「体」はゲキの「体力」、「動」はゲキの「技術」、「知」はゲキの「知性」に対応している。それぞれの平均値が、ゲーム中で用いられる「トモガミ判定値」となる。

 ダージャオ科
 オウリョウ科
 オウリョウ科シンガク
 ソウデン科
 ソウデン科テンラン
 リンドブルム科

  【5】
 技能を決定する。ゲキ技能、トモガミ技能を、それぞれ2点づつ、合計4点取得してよい。従来の技能をのばしたり、ひとつの技能を伸ばしてもよい。選択に悩んだら、とりあえず、既に取得している技能を成長させるのが無難であろう。

【6】
 ゲキの装備を決定する。ゲキ装備一覧から、短機関銃か拳銃を一種選択すること。機心宮(コクピット)は狭いため、メイは、通常は短機関銃や拳銃を好んで携行する。

【7】
 トモガミ(蘇龍機)の装備を決定する。トモガミ用装備一覧から、入手難易度13以下の武装や装甲を選択すること。

【8】
 名前、性別を決定する。性別はリガ、ネラ、タギの三種がある。通常はリガとしておく。リガは男性的性質をもつ。ネラは女性的で、やや体が大きい。羽が地味な色で角がない。タギは幼形成熟で、羽毛も角もなく、特に子供っぽい性質。
 年齢は、6歳〜10歳の範囲で決定すること。これはアラガミ師でいうなら12歳から20歳にあたる。
 名前は、ガルナス風に、ガ行の音を含むが、半濁音が多く、鳥の鳴き声を思わせる音が多い。最初に親リガ姓、次にネラ姓、タギ姓がきて、最後に自身の名がくる。すなわち、たいていは四つの単語で名前が構成される。
 以下の表で名前を決定してもよい。表1から4まで、順にそれぞれ2Dをふって音節を決定し、つなげること。
 名前表
(出目)(音1)
ククティ
フィハン
ウィク
キルフィナン
レイモウ
ロナワース
カイナル
ラスウ
10フィニェト
11ナハラ
12トリカラナ
(出目)(音2)
プフェル
ポホル
ポーポ
ポトリ
ピトゥリ
ピホン
クーク
チトコイ
10トゥピー
11レンパン
12タルポ

(出目)(音3)
ガンガ
ドラゴ
ゴゴ
ジラゴ
ラメガ
ゼドン
ギラルル
ザルカン
10バレバ
11ガゼボ
12コダラ
(出目)(音4)
モア
ラウズ
ラガンジュ
ドード
ガズモ
ヒターキン
メズズ
レア
10ベギン
11ガリ
12カラ
 「身分」は【3】<経歴>で決定した職業、「階級」は、「機刃手見習い」。
 「国籍」は「ガーグ宗王国(ガルナス帝国)」、「種属」はメイ。「言語」は、特に交渉技能を取得していない場合は、ガーグ語・ガルナス語・共通語と記入しておく。
 「等級」はいわゆるキャラクターのレベルのことで、最初は1である。

【9】
 このほか、性格、趣味、信念などを決めて管理用紙に記入しておくと、キャラクターが個性的になってよいだろう。すでに紹介したとおり、ガルナス・メイは、蘇龍機にこだわり、職人気質が強い。また、蘇龍機維持には多額の資金が必要なので、カネと信者を求める宗教者としての側面をもつ。
 いかがわしかったり尊大だったりする科学者風の者、生臭神官や、いたずらっぽい子供のような者が多いので、演技もそうした方向にするとメイらしい。身体は小柄なので、ダガンに比して肉体的劣等感をもつメイは多い。それゆえ、頑強な星覇に対して母性めいたものを感じているのだという分析もできる。
 星覇に対しては、同盟軍であり、友好的……というか、萌えてしまう体質である。
 好奇心が強いので、特に、遺跡、蘇龍機、新兵器がらみの情報を求め、事件にまきこまれることも多い。



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清水三毛 2005.8.