三龍戦騎


ゲキの装備

 ヒトやその他の知性体が装備する武器や防具などを紹介する。記されているダメージは、特にことわりのない限り<対人ダメージ>であり、トモガミや車輛には有効打とならない。

 ●1、作動方式
 銃器の作動方式には、手動装填、半自動、連射、三点射がある。
 手動装填とは、手動でレバー等を操作し弾薬を装填する方式で、2ターンに1回しか射撃できない。
 半自動式は、1ターンに1回、射撃可能。
 連射は、いわゆるフルオート射撃のこと。1ターンに多くの銃弾を連続発射することができる。
 三点射は、制限式の連射であり、1回の射撃で3発の銃弾を発射するもの。

 ●2、射程
 単位はメートルである。表記されているのは「近距離射程」であり、実際にはこの2倍の「遠距離射程」まで射撃可能である。ただし、遠距離目標を攻撃する場合、判定値−2。

 ●3、白兵戦武器
 白兵戦武器については、射程・弾数・運用難易度は記さない。素手や鈍器での攻撃は、大打撃が生じない。キャラクターが扱うことが出来る白兵戦武器は、その「破壊力」が自らの「体力」以下の武器に限られる。

<武装>


【素手】
 汎用性が高いが、大打撃が生じない。日用品を鈍器として使う場合もこれと諸元は同じ。
属性:火弾、白兵戦武器
破壊力:1(大打撃なし)

【2式銃剣】
 突撃銃の先端に装着できる軍用ナイフ。現代では着剣しての銃剣格闘はほとんど行われないが、白兵戦に使うほか、野戦調理や、雑事などに多用されるので、軍人や傭兵は必ず所持している。
属性:火弾、白兵戦武器
破壊力:1
入手難易度:10
価格:2万

【星覇短剣】
 刃渡り50センチていどの金属製の剣。星覇王国製で、工作・材質ともに質が低い。一般的に、刀剣類は、今日では軍用としては使われないが、短剣や小刀は、狩猟後の解体用の道具など生活用具として、星覇やアガニが用いることが多い。都市部でも、護身用や装飾用としては需要がある。
属性:火弾、白兵戦武器
破壊力:2
入手難易度:12
価格:5万

【三龍刀】
 刃渡り60センチほどの美しい刀。軍刀として、今日でもアラガミ師が儀礼用に使う。刀身に三龍式の紋様が刻まれている。
属性:火弾、白兵戦武器
破壊力:3
入手難易度:15
価格:50万

【ガ式長剣】
 ガルナス帝国で中世に用いられていた長剣。刃渡りは最低でも1メートル。両手で扱う。おおざっぱな作りのものが多く、切れ味よりも打撃力に主眼がおかれていた。装飾用として竜撃士の邸宅に飾られていることが多い。
属性:火弾、白兵戦武器
破壊力:4
入手難易度:13
価格:10万

【栄10式拳銃】
 小型の半自動式拳銃で、私服捜査官などが隠匿して携帯する。隠匿判定の難易度は低い(状況にもよるが、難易度8以下)が、射程や威力は心もとない。
属性:火弾、半自動。
破壊力:3
射程:5
弾数:5
運用難易度:13
入手難易度:11
価格:5万

【栄2式拳銃】
 中型の回転弾倉式拳銃。半自動式拳銃にくらべて構造が簡単で扱いやすい。装弾数が少ないため、軍用としては使われない。
属性:火弾、半自動。(構造はリボルバーだが、ルール上、発射回数は半自動式と同じ)
破壊力:4
射程:10
弾数:6
運用難易度:12
入手難易度:14
価格:20万

【中島15式拳銃】
 三龍帝国軍の制式拳銃。半自動式。指揮官やシンテツ兵が護身用に携帯するもので、野戦では使われない。民間にも広く普及している。大型拳銃としては標準的な性能。
属性:火弾、半自動
破壊力:4
射程:10
弾数:15
運用難易度:13
入手難易度:11
価格:10万

【特60型対戦車拳銃】
 ガルナス帝国製の照明弾発射用の単発拳銃。照明弾のかわりに小型の榴弾を発射することも可能で、隠匿型の対装甲兵器として、過去に使われた記録がある。銃身は中折れ式。発射後、手動で銃身を解放して空薬莢を取り出し、次の実包を装填しなければならない。反動が大きく、非常に扱いづらい。一部愛好家が高値で取引している。
属性:火弾、単発
破壊力:10+爆風、徹甲値1
射程:20
弾数:1
運用難易度:17
入手難易度:20
価格:100万

【STAP4】
 ファーグニル製の半自動式大型拳銃。名称は「特殊戦術突撃拳銃」の略称で、通称スタップ4。高価格らしく、連合軍の一般部隊には支給されていないという噂がある。拳銃としては重いが、工作精度が高く、共榮圏でも鹵獲品を一流の傭兵や特殊部隊が個人的に愛用していることが多い。フラッシュライトやレーザーサイトを取り付けられる。
属性:火弾、半自動
破壊力:4
射程:15
弾数:12
運用難易度:11
入手難易度:16
価格:20万

【零式短機関銃】
 拳銃用の銃弾を連射する小型自動火器。全長50センチ余りで、屋内でも取り回しやすい。伸縮式銃床が装備されているため、拳銃よりは命中精度が高くなっている。射程が短く、野戦には向かない。近接戦闘で手軽に火力を発揮するため、治安部隊がよく用いる。三龍帝国軍に属するシンテツ兵が護身用によく携行している。
属性:火弾、連射・半自動
破壊力:4
射程:30
弾数:30
運用難易度:12
入手難易度:12
価格:15万

【M96タトポロスSMG】
 ニックの愛称で呼ばれる、共和連合製の短機関銃。二昔前の旧型で、連合軍から大量に払い下げされたものが未だに闇市場に流通しており、共栄圏でも、人間の海賊や犯罪者が多用する。連射速度が高い。自動火器としては最も小型。全長30センチほどで隠匿しやすいが、反動が制御しづらく、命中精度は低い。
属性:火弾、連射のみ(攻撃回数2倍)。
破壊力:4
射程:30
弾数:20
運用難易度:14
入手難易度:9
価格:8万

【紅の王・二代目】
 ガルナス帝国製の小型自動火器。威圧的な外観で、たいてい赤く塗装されている。小型なのに無理やり大口径弾を連射できるようにしたため、非常に無理がある設計といわれている。一部の物好きや、ガルナス人が好んで使用する。全長50センチ。
属性:火弾、連射・半自動
破壊力:7
射程:10
弾数:12
運用難易度:16
入手難易度:14
価格:15万

【中島4式散弾銃】
 共榮圏では一般的な散弾銃。暴徒鎮圧用に治安部隊が装備する。非装甲目標に対しては絶大な威力を誇るが、突撃銃に比べると射程が短く、貫通能力が低いことから、軍では屋内戦闘以外では用いない。様々な弾薬を使用できるのも利点である。突撃銃などのような箱型弾倉ではなく、管状弾倉なので、状況に応じて、即座に異なる弾薬と入れ替えることが出来る。1発だけ異なる弾薬を装填するには1ターンを要する。全弾を再装填するには2ターンを要する。手動なので、1ターンに1発しか射撃できない。共榮圏ではステンレス仕様のものが人気がある。
属性:火弾、手動装填(ポンプアクション)
破壊力:ツブテダマでは5(大粒の対人散弾。非装甲の生物に対する大打撃値9)
その他の弾種:
 スナダマ(小粒の散弾。運用難易度12、破壊力5)
 コブシダマ(対大型獣用の大口径単一弾。破壊力6、非装甲の生物に対する大打撃値9)
射程:40
弾数:7
運用難易度:14
入手難易度:10
価格:10万

【98式突撃銃】
 最新式の突撃銃。小口径のライフル弾を連射できる。軍では普及しているが民間や傭兵部隊には出回っていない。
属性:火弾、連射・半自動
破壊力:6
射程:100
弾数:30
誘導値:なし
運用難易度:11
入手難易度:13
価格:30万

【74式突撃銃】
 旧式の突撃銃。大口径弾を使用するため、破壊力が大きく、射程が長い。反動は大きいものの、構造が簡単で扱いやすいため、民間、傭兵部隊、犯罪組織などの間に広く普及している。
属性:火弾、連射・半自動
破壊力:7
射程:150
弾数:20
運用難易度:12
入手難易度:10
価格:15万

【75式擲弾発射器】
 98式、74式突撃銃に装着できる、小型の擲弾発射器。破壊力は手榴弾ていどだが、射程が長く、より扱いやすい。専用の握りと銃爪が装備されており、突撃銃を握ったまま、即座に発射できる。三騎隊にひとりはこれを装備している。空薬莢の排出と次弾の装填は手動であり、1ターンを要する。擲弾は1発3万鱗。
属性:火弾、手動装填
破壊力:7+爆風、徹甲値1
射程:80
弾数:1
運用難易度:14
入手難易度:12
価格:8万

【98式改・狙撃銃】
 98式突撃銃を狙撃銃に改造したもの。大口径弾を使用するため、射程と破壊力に優れる。繊細な構造のため、取扱いには細心の注意を要する。製造段階から、照準眼鏡(スコープ)が装備されており、森林迷彩塗装がほどこされている。
属性:火弾、半自動。
破壊力:8
射程:400
弾数:5
運用難易度:12
入手難易度:16
価格:60万

【四式小銃】
 ボルトアクション式の小銃。2ターンに1発しか撃てないが、照準精度が高く、長射程。木製銃床なので重い。狙撃銃として愛用する者もいる。
属性:火弾、手動装填。(装填に1ターンかかる)
破壊力:8
射程:500
弾数:3
運用難易度:13
入手難易度:15
価格:140万

【ガ式21型対戦車小銃】
 ガルナス製の大口径ライフル。機関砲弾を使用し、大遠距離狙撃や、装甲目標の狙撃に使用される。全長2メートル。軍の一部精鋭狙撃部隊が使用する。白兵戦距離、屋内、その他狭い場所での使用時は、運用難易度+2。
属性:火弾、半自動式。
破壊力:10。徹甲値1。
射程:800
弾数:5
運用難易度:14
入手難易度:18
価格:200万

【80式軽機】
 扱いやすい小口径の軽機関銃。歩兵部隊では、分隊支援火器として、一個分隊に一丁装備される。対人員用だが、非装甲車輛や非装甲恐竜に対しても有効。弾倉は銃の上方に装着する。両手でもてば歩兵でも携行できる。重量は8キログラム。
属性:火弾、連射
破壊力:8、徹甲値1
射程:150
弾数:100発(大型箱弾倉入り、連環式)
運用難易度:11
入手難易度:11
価格:20万

【オニゴロシ7型火箭筒】
 前方装填型の携帯ロケットランチャー。肩に乗せて直接照準し、発射する。構造が簡単で扱いやすいので、軍民問わず、幅広く普及している。使い捨て式ではなく、幾つかの火箭弾(ロケット弾)を使い分けることができる。火箭筒の射手は、3発の火箭弾を収納できる背嚢を装備することが多い。火箭弾の装填には1ターンを要する。火箭弾は、1発5万、入手難易度11。
属性:火弾、手動装填
破壊力:弾薬により異なる。
 対人弾(破壊力14+爆風)
 成型炸薬弾(破壊力14、徹甲値4)
射程:100
弾数:1発
運用難易度:11
入手難易度:13
価格:25万

【76式手榴弾・甲】
 共榮圏陸軍で一般的に使われている小型の投擲用爆弾。歩兵が2〜4発携行し、近距離での戦闘に使用する。安全ピンをぬき、投擲後、4秒してから爆発する。着発信管式の派生型も存在する。歩兵が投擲するので、判定は投擲技能による。目標は対抗判定を行う。大成功した場合、爆発前に投手に投げ返したことになる。
属性:火弾
破壊力:8+爆風、徹甲値1
射程:40
弾数:1
運用難易度:―
入手難易度:14
価格:5万

【76式手榴弾・乙】
 大型の手榴弾。炸薬量が多い。判定方法は甲型と同じ。
属性:火弾
破壊力:10+爆風、徹甲値1
射程:20
弾数:1
入手難易度:15
価格:10万

【70式発煙手榴弾】
 色のついた煙を90秒間、噴射する発煙弾。色はさまざまなものが揃っている。購入時に指定すること。味方への合図や航空部隊への信号として使用する。煙幕として使うことも可能。着弾地付近の可燃物を着火させる効果もある。
属性:火弾
破壊力:―
射程:40
入手難易度:12
価格:5万

<防具>


【軽抗弾服】
 抗弾繊維で編んだ衣服全般。通常の服の下に着用でき、下着に似せた様々な形式がある。
属性:対火弾
防御力:1D
入手難易度:9
価格:15万

【二式抗弾具足】
 積層構造の抗弾着。軍人や傭兵が使用する。胴体、肩、首、股間を保護する。通常の服の下に隠匿することはできない。共榮圏では、家系を示す紋様などで装飾するのが普通である。突撃銃の弾倉4個、手榴弾4個を装備できる。小物入れ1個つき。
属性:対火弾
防御力:1D+1
入手難易度:10
価格:20万

【四式抗弾具足】
 二式抗弾具足に加え、要所要所を対高速弾装甲で防御したもの。少し重い。公式な場でこれを着用していると、入場を断られることが多い。一部の司国では、一般市民や旅行者にこれ以上の防具の着用を禁止している。
属性:対火弾
防御力:1D+2
入手難易度:12
価格:30万

【五式抗弾鎧】
 ほぼ全身を装甲板で固めてある抗弾着。とても重く、通気性が悪いため、長時間の着用は苦痛。爆弾処理班が使用するもので、通常の将兵が着用することはない。着用者の「技術」−1。
属性:対火弾
防御力:2D+2
入手難易度:15
価格:100万

【試製昇華鎧】
 対電磁兵器用の試作抗弾着。レーザーやヤシャダマを被弾すると瞬時に蒸発してエネルギーを拡散させる。着るともこもこして動き辛い。着用者の「技術」−1。
属性:対電磁
防御力:2D
入手難易度:18
価格:―

<その他の装備>


被服類

【92式迷彩戦闘服】
 三龍帝国で一般的な植生に似せた迷彩がほどこされた戦闘服上下。森林用、河川用、草原用があるので、購入時に指定すること。適切な場所で使用した場合、隠密判定+1。各所に帝国風の紋様が織り込んであり、宗教的色彩が強い。
入手難易度:11(アラガミ師のみ9)
価格:10万

【シンテツ兵戦闘服】
 シンテツ兵が着用する上下つなぎの戦闘服。通気性が良い。自分の身体から放たれる赤外線を遮断する効果がある。
入手難易度:12
価格:10万

【93式戦術胴衣】
 抗弾迷彩服の上に着用する。軍用ベルトとベストが一体になっており、突撃銃の弾倉4個、手榴弾4個を装備できる。銃剣、方位磁針、軍用水筒、野戦医療具をそれぞれ収納できる。92式戦闘服同様、各種の迷彩があるので購入時に指定すること。これの上に抗弾着は着用できない。
入手難易度:12
価格:15万

【小型背嚢】
 3日程度の食料、替えの衣服、野戦医療具、突撃銃の予備弾倉4本、小物類を入れられる軍用の背嚢。頑丈なので民間でも使われる。
入手難易度:9
価格:10万

【大型背嚢】
 二週間ていどの食料、替えの衣服、野戦医療具、突撃銃の予備弾倉10本、小型携帯砲一門、小物類を分類し、完全防水して収納できる金属骨組み付きの軍用背嚢。重いので、装備するとキャラクターの「技術」−1。
入手難易度:10
価格:15万

【多用途迷彩雨具】
 マントのように着用する雨具。一人用の小型テントにもなる。設営には10分を要する。長距離任務では必ず携帯する。
入手難易度:9
価格:5万

【大型天幕】
 トモガミも雨をしのげる大型の軍用テント。設営には20分かかる。
入手難易度:9
価格:10万

小物類
【44式野戦医療具】
 小型背嚢にも収納できる救急医療用具。一般歩兵やアラガミ師が多用する。一般医療具のほか、栄養剤、神経毒*血液毒解毒剤・抗化学解毒剤・抗化学クリーム・注射器つき(1任務中、1回だけ対象の「体力」判定+1。加えて、「生命」1点回復)。
入手難易度:10
価格:15万

【M25無線機】
 連合軍の無線機。通信距離は5キロほど。共榮軍でも無線機は生産されているが、数が揃わないため、鹵獲されたものが流用されるのである。
入手難易度:12
価格:20万

【43式野戦築城工具】
 折りたたみ式シャベル(つるはしにもなる)、小型ハンマー、縄紐の一式。泥にはまったシンテツの救助、塹壕戦、建物への突入時、窓ガラスを破る際に使用。93式戦術胴衣に装備できる。
入手難易度:8
価格:5万

【40式野戦調理器具】
 小型の金属製調理器具一式。食器にもなる。小型背嚢にも収納できる。固形燃料を使って加熱調理も可能。
入手難易度:9
価格:5万

【盗聴器・爆発物捜索用装備一式】
 爆弾、有線式の盗聴器を捜索するための器具。工具類、小型照明灯、伸縮式鏡、聴診器、縄ひも、樹脂性カードが入っている。
入手難易度:15
価格:20万

【万楽筐】
 ばんがくきょう。南蛮(ファーグニル)渡来のカラクリで、歌や音楽をいつでも聴くことが出来る。要するにラジオ。共榮圏では、宗教上の理由から電化製品は民間には出回らないため貴重品である。もっとも、欲しがる者も少ない。
入手難易度:17
価格:30万

【禁断の男色本】
 ファーグニル連合から闇経路で流れてきた男色本。一部の新米アラガミ師などが、兵舎で戦友と夜中にこっそり楽しむらしい。ナーダ・マルチーノという女性作家のものが大人気。
入手難易度:16
価格:―

【34式蝦蟇の穂】
 星娘をあやすための遊具。棒の先に猫の尻尾のような植毛がされており、これで星娘をからかう。
入手難易度:8
価格:5万

【萌芽祭出店目録】
 ガルナス帝国で年に2回開催される宗教行事<萌芽祭>の案内。出店数が多いため、これがないと現地で迷う。毎回新しいものが売られる。
入手難易度:10
価格:5万

【星覇写真集】
 よりすぐりの美星覇をあつめた写真集。天精花のものもある。ガルナス帝国で出版された。ガルナスが交渉相手のとき、見せると印象がよくなることもある。
入手難易度:12
価格:15万

【航法用具一式】
 陸上または海上航法用の観測器具、海図など一式。これがない状況では、方位測定の難易度が上昇する。
入手難易度:10
価格:20万

【20式戦闘糧食一式】
 12食分の野戦保存食。干物や乾燥果物など。味はそこそこ。全部で重さは1キロで、10×10×20センチの容器にまとめられている。
入手難易度:3
価格:5万

【恐竜用戦闘糧食】
 トモガミ恐竜用の圧縮栄養ペレット。12食分。重さは20キロ。味は不味いらしく、他にエサがあるときは滅多にこちらに口をつけない。平常時にまでこればかり食べさせていると栄養失調になる。恐竜種ごとに内容が異なるので指定すること。
入手難易度:3
価格:10万

【カモリュウ類の肉】
 特別に許可されたアラガミ師が屠殺した恐竜の肉。獣脚類のエサである。獣脚類は基本的に軍用のみなので、軍以外では需要はない。獣脚類の飼育には、エサの栄養バランス、運動量、精神衛生などに、細心の注意が必要である。食事量は、体重6トンのダイテイリュウで一日50キログラムほど。任務中に肉を持ち歩くわけにもいかず、現地調達は軍事作戦としては危険性が高いため、任務前に数百キログラムの肉を食いだめさせてから出撃することが多い。その後、一週間ていどは何も食べなくとも行動できる。もっとも、各地のツカサの御殿に行けば、交渉しだいで、エサや医薬品を工面してくれることが多い。三龍帝国軍は、各地方領主どうしのそうした相互協力関係を前提に、全土にアラガミ師を配備しているのである。
入手難易度:5
価格:100キロあたり20万(通常はアラガミ師の生活費に含まれているか軍が負担)

【牧草】
 草食性恐竜のエサ。種によって草の種類も様々。おおむね、体重6トンほどの竜脚類で、一日あたり10キロほどの草を必要とする。獣脚類に比べれば、飼育は難しくはない。
入手難易度:2
価格:100キロあたり10万(通常はアラガミ師の生活費に含まれるか軍が負担)

【オオゲソボラの干物】
 直径2メートルもある殻をもつオオゲソボラ(巨大アンモナイト)の軟体部を干したもの。数十人分はあり、これだけで背嚢が一杯になる。カワアガニ商人の定番商品。味はそこそこ。
入手難易度:4
価格:10万

【小粒三葉虫の揚げ物】
 数センチていどの三葉虫を丸ごと揚げたもの。香ばしく、カリっとした食感がアラガミ師に人気。屋台でしばしば軽食としてまとめて売られている。ここでは20人分をまとめて表記。
入手難易度:3
価格:1万

【ミツリュウヨロイミーバイ】
 三龍鎧ミーバイ。全長170センチ、体重80キロほどになる大型魚。太い胴と短い顎、体表を覆うタイル状の硬いウロコが特徴。浅海や湖沼にひろく分布し、三龍帝国の重要水産資源とされている。白身で、共榮圏の人間には人気がある。タッキリュウなど魚食性の恐竜が好んで食べる。地球名レピドテス(三畳紀〜白亜紀に生息)。央天青の魚市場でも丸ごと売られているのをよく見かける。ここでは1匹分の価格を示すが、人間が食べる場合は切り身で購入するのが普通。
入手難易度:3
価格:20万

【オオマクガン鍋】
 星覇の家畜である巨大ヤシガニの鍋料理。直径3メートルほどの星覇鍋とよばれる雑なつくりの鍋で煮られ、豪快かつ大ざっぱな味付けが、一部で人気。アクが強いが、その臭さがたまらないという。星覇王国では祭礼のときなど特別な機会にしかオオマクガンを屠殺しないが、市場や料理店で、星覇商人が売り物としてふるまっていることがある。
入手難易度:12
価格:30万

【ダイオウガザミ】
 甲幅150センチに達する巨大なノコギリガザミ。星覇王国の巨大マングローブ域に生息する重要水産資源。肉は美味。星覇が市場で売っていることが多い。基本的には星覇王国の国民にしか漁業権が認められていない。星覇は、このカニの巣穴にもぐって直接殴りつけて漁獲している。アガニの漁業権が認められている地域では、カゴ罠漁、刺し網量が一般的。
入手難易度:6
価格:10万

【金丹果】
 天魂が生み出したといわれる幻の果実。甘く、非常に美味。1個食べると、ゲキまたは生物系トモガミの「生命」10点回復。稀に、地方などで揉め事を解決した報酬として、アラガミ師などがもらうことがある。
入手難易度:25
価格:60万

【ガ式11型野戦化粧品】
 星覇、天魂、アガニ、アラガミ師のためにガルナス帝国軍が総力をあげて開発した化粧品。それぞれの種属ごとに内容が異なるので、購入時に指定すること。ダイテイリュウが踏んでも壊れないという無駄に頑丈な野戦容器に最低限の化粧品が揃えられているものの、質はいまひとつと言われる。
入手難易度:10
価格:15万

【秘密の絵草子】
 ガルナス帝国の絵つき小説集。主に天魂や星覇を題材にした娯楽作品が多い。暇つぶしに読む。
入手難易度:6
価格:5万



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清水三毛 2005.4.